スネアやセッティングを1カ月周期で変えることのすすめ

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Multi Drummerのひろいです。

以前に、個人練習をする時の正面にセッティングするタムの個数を約1カ月周期で変えていることと、そのメリットについて書きました。

ワンタム?ツータム?タムの個数を変えることのすすめ

今回は、それに加えて更にスネアを複数台持っている人は、スネアも周期を決めて使っていくことのメリットについて書きたいと思います。

客観的に音を聴ける

おそらくスネアを複数台持っている人は、同じスネアを何台も持っているというわけではなく、それぞれモデルの違うスネアを所有しているかと思います。

スネアの細かな仕様が変われば音のキャラクターや音質の違いが生まれます。

同じモデルのスネアを複数台持っていても、チューニングはもちろんのことヘッドやフープを違うものにしているだけで音は変わります。

納得した音にするために色々とパーツを交換したり、チューニングを変えてみたり試行錯誤をしていると思います。

しかし、1つのものを使い続けていると耳が慣れてしまい、客観的に音を聴くことができなくなってきます。

ですので、適度にサイクルを決めて使っていくと客観的に音を聴くことができます。

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周期は1カ月前後がベスト

人それぞれ個人練習にスタジオへ行く頻度は違いますので、個人差はありますが周期としては1カ月くらいが良いと感じています。

1〜2週間では短いですし、1カ月よりも大幅に長くなると長すぎてしまう感じがします。

何よりもキリが良いので、月が変わったタイミングで「あっ、もう◯月になったから別のスネア使うか」と、切り替えることを忘れなくてすみます。

1カ月ともなると最後の方は少し飽きてくる感じもありますので、次のスネアを使うのが楽しみだったりして気分的にも丁度良いですね。

1カ月で納得のいく音を作り、調整の要領を習得する

頻度は人によりますが、好みや考え方というのは変わりますので、それにともなってスネアの音作りも変えたいという欲求がでてきます。

「こんなヘッドを試してみようか」とか「スナッピーの本数を変えてみようか」と色々と思うわけです。

あれこれ試していると時間はあっという間に過ぎてしまいますし、数日使ってまたいじってということを繰り返していると1〜2週間では意外と時間が足りなかったりもします。

「やっぱりあのヘッドを試したいから買ってこよう」ということになったりもしますし。

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タム類の音作りの精度や対応力が増す

ドラムセットというのは、複数のタイコやシンバルによって構成された集合体です。

よって1つのタイコを叩けば別のタイコもその音の影響を受けるという、共鳴という現象がどうしても起こります。

その共鳴の度合いをチューニングやミュート使うことによって調整していきます。

共鳴を完全になくすことはできませんし、共鳴が悪いものというわけではなく、その度合いをどれくらいにするのか?もドラマーによって違いますし、個性に繋がります。

そして、そのチューニングやミュートによって調整する前に、使うタイコのサイズや仕様によって影響を受ける度合いというのは変わってきます。

例えば深さのあるタムを叩いた場合は、その鳴らしたタム自体の余韻が長くなる分、他のタイコへ与える共鳴の影響は時間的に長くなります。

逆からの目線で、例えば6.5インチなどの深さのあるスネアをセットしていた場合、胴が深い分、余韻が長く重さのある音が出せますが、他のタイコから受ける共鳴の度合いも大きくなります。

深さが同じスネアだったとしても、チューニングや取り付けているスナッピーの本数によっても受ける共鳴の度合いは変わります。

つまり共鳴を受ける側、与える側どちら側からも様々な状況によって共鳴の度合いは変わるということです。

ですので、毎回の状況はもちろんですが、スネアやタムの個数を1ヶ月周期で変えることによって、その変えたタイミングでそれまで使っていたドラムセットの状況とは大きく変わるため、共鳴への対応も大きく変わってきます。

それにより、この状況だとどう対応したら良いか?というのが段々わかってきます。

つまり、チューニングにおいての対応力や引き出しが増え、チューニングの精度も上がっていきます。

比較的に楽な状況や仕様もありますし、難易度の高い場合もあります。

どんなケースが来ても対応できるように、1ヶ月かけてその時の仕様に全力で向かい合っていくことを積み重ねることで、ドラムセット全体として考えたチューニングができるようになっていくということです。

チューニングというと各タイコを単体で考えがちですが、単体で納得できる音が作れるようになったら、次はセット全体としてどうなのか?を考えていくことが必要になってきます。

ここまで意識してチューニングや音作りができるようになると、その逆の1つ1つのタイコの音をどうしたら良いか?ということが、また違った観点から考えることができるのでより自分がどういった音を作れば良いのかが明確になっていきます。

新鮮な気持ちでドラムに向き合えられる

チューニングなどのドラマーとしてのスキルの向上にも繋がりますが、それ以外にも使う機材を変えることによって生まれるのが新鮮な気持ちです。

新しい機材を購入すると、嬉しさや新鮮さがあるのでドラムがいつも以上に楽しくなります。

これが新しい機材でなくても、1ヶ月という周期で使い分けることで新鮮な気持ちになります。

そして、その新鮮な気持ちが楽しさに繋がります。

僕はとても熱しやすく冷めやすいタイプで、ざっくり言うと飽き性な性格ですが、唯一ドラムだけはずっと続けています。

それだけ楽しいということですが、その中にも新鮮さが加わるとより一層楽しさが増します。

加えて、僕は基本的に何かするなら自分が勉強できたり得るものがないとイヤというタイプです。

新鮮ゆえに新しい課題が見つかることも多いので、それを改善するために試行錯誤もでき自分がドラマーとして成長できます。

もちろん、どうしよか?と悩むこともありますが、課題に取り組むという楽しさも得ることができ、多方面からの楽しさを感じることができます。

スネアに関しては複数台持っていないと1ヶ月ごとの使い分けはできませんが、タムの個数ならば練習スタジオに行けばすぐに実践できます。

色々と自分で試してみてくださいね。

ちょうどもう1台別のスネアを買おうと思っていた人や、まだ持っていない人は自分のスネアを手に入れてとにかくいじり倒してみてください。

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