「とりあえずこう握っちゃって! スティックの持ち方」完全初心者向けドラム講座#4

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Multi Drummerのひろいです。

 

前回の記事(下記リンク#3)を読んだ人は、「とりあえずスティックはゲットした!」というところまで来たと思います。

「これを買えば間違いない!初めてのスティック購入は何を買えば良いか?」完全初心者向けドラム講座#3

 

スティックをゲットしてからの次の悩みは、

どうやってスティック握るの?

ということになりますよね。

 

世の中には様々な教則本だったり教則動画があるのでそういったものを見て、どうやって握るのかを調べる人も多いかと思います。

この記事から読み始めた初心者さんの中でも、そういった人はたくさんいるはずです。

正直、スティックの握り方にも色々な種類がありまして、詳しいことまで解説すると内容は膨大になるんです。

 

で、そんな様々な内容を解説されても、

「なんか色々なこと言っててよくわからん!」

となることって多いです。

教則本や教則動画を見たことがある人なら、経験したことは多いでしょう。

ですので、今回は小難しいことは極力控えて「とりあえずこう握っちゃって!」という、スティックの握り方を解説します。

初めてスティックを買ってドラムを始めようとしている身からすると、早く小慣れた感じにスティックを握りたいというのが本音かと思いますし、その今ある情熱を尊重したいですからね。

 

また、今回の解説は前回の記事でおすすめしたスティック「Vic Firth(ヴィックファース)の5AN」を基本として解説していきます。

 

スティックを3分割してみよう

ではまず、スティックを目測で構わないので3分割してみてください。

几帳面な人はメジャーで測ってみると、より正確です。

そしたら、スティックの下から1/3のところに注目してください。

 

ここでVic Firth5ANを持っている人には朗報です。(5Aでもサイズは同じなので該当します)

スティックに刻印されているVic Firthのロゴ(下の画像)、この位置がちょうどスティックの下から1/3のところです。

 

わかりやすいですね!

 

このスティックの下から1/3のところがポイントになっていきます。

なぜこの位置がポイントになるかというとことについては、今回は省きます。

これを解説するとややこしい話になり「う~ん、難しい・・・わからん・・・」ということになってしまうので、「とにかくこの位置に注目するのね!?」と思ってついてきてください。

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親指と人差し指でつまむ

スティックの下から1/3の場所がわかったら、次にこの位置を親指と人差し指でつまんでみてください。

こんな感じです。

ちょうど親指の爪の真裏と、人差し指はやや指の側面よりに第一関節に軽くスティックが触れるくらいの位置でつまんでみてください。

手の裏から見るとこんな感じです。

なんとなく言葉と意味を理解してくれれば良いのですが、この親指と人差し指、そしてこの2本の指でつまんだ位置を「支点」と言います。

この支点がスティックコントロールの核になりますので、なんとなく「支点」というワードと「スティックを握り、振る際のポイントになる指と位置」と覚えておいてください。

支点は他の指でも作ることができますが、今回は「まずはこれ!」というものを解説していきますので、他の種類のことについては混乱するので解説しません。

 

残りの指を優しくそえる

先ほどの項目で「親指+人差し指」で支点を作りました。

この状態でもスティックは振れますが、これで終始叩くのは大変です。

そこで残りの指を使っていきます。

残りの指は「中指、薬指、小指」となりますが、この残りの3本の指はサポート役となります。

では、「中指、薬指、小指」の3本の指を、優しく卵を握るように曲げていき、スティックに軽く触れて支えます。

こんな感じです。

この3本の指も爪の真裏の指の腹がスティックに触れるような形になりますが、その触れる面積は小指に向かって小さくなっていきます。

 

この状態が今回紹介する「とりあえずこう握っちゃって! 」というスティックの持ち方です。

なんとなく様になっているのではないでしょうか。

では、その他にもちょっとしたポイントがあるので、次の項目で解説します。

 

親指と人差し指も優しく

先ほど支点を作ってもらった「親指と人差し指」ですが、こちらも力を抜いて優しく支点を作ります。

力が入ってしまって下の写真のように、親指と人差し指がぴったりとくっついてしまっている状態ではダメです。

だいたい「つまようじ23本」くらいの幅で、親指と人差し指の間に間隔を作るようにしましょう。

この状態かつ、つまむ力も入れすぎないようにすれば、しっかりと脱力した状態で支点を作れているということです。

スティックが落ちない程度に、軽く支えるくらいの力で良いのです。

 

力まないように!

前の項目でも、脱力し支える程度で支点を作るということを言いましたが、もちろん残りのサポート役の3本の指も、脱力し軽くスティックにそえる感じで握ります。

支点の2本(親指、人差し指)、サポート役の3本(中指、薬指、小指)、5本すべての指を使ってスティックを握っていますが、どの指も力を抜いてスティックが落ちない程度に支えるというのが理想です。

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今回はスティックを握るということを中心に解説していますが、この「脱力」というのは身体のどの部位でも関係してくることです。

今後の記事でも頻繁に「脱力」という言葉は出てきますので、まずはスティックを握ることでの脱力から覚えていきましょう。

脱力については下の記事でも解説しているので、合わせて読んでみるとより理解が深まりますよ。

力いっぱいおもいっきり叩けは間違い

 

まとめ

今回のまとめとしては、

・スティックの下から1/3のところに注目

・親指と人差し指で支点を作る

・残りの指はサポート役としてそえる

・どの指も脱力させる

・スティックが落ちない程度の力で十分

 

これを左右どちらの手でも、同じように握れるように練習してみてください。

 

また、スティックの下から1/3の位置についてはいくらVic Firthのロゴがあるとはいえ、スティックの向きによっては見えないこともあります。

さらに、今後実際にスティックを振ってドラムを叩くという動作をすると、この下から1/3の位置で支点を作っているつもりでもだんだんとスティックがずれてくることが多発します。

そんなことの改善策を下の記事で解説していますので、合わせて読んでスティックを握る際のちょっとした工夫もしてみてください。

スティックにしるしを付けることのすすめ スティックを綺麗に使わなければならない決まりなどない!

 

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