ドラムが好きor憧れがあっても、ドラムが最高の趣味になる人とならない人がいる

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ドラム講師が絶対に言わないであろうことを言います。

「別にドラムじゃなくても趣味にできることってたくさんありますよ」

 

ドラマーとしてプロとして活動していきたいと思っている人はもちろんのこと、プロを目指しているわけではないけれど趣味でドラムを叩いているという人もたくさんいます。

ほとんどの人がドラムが好きだから、ドラムをやっているわけです。

最近ドラムを始めた人もこれからドラムを始めようとしている人も、ドラムに対して憧れがあったり興味があるからやってみようと思ったわけです。

 

しかし、残念なことにドラムを叩くことを最高の趣味にできる人と出来ない人がいます。

誰にでも趣味にはできるけれど、向き不向きがあるということです。

今回はそんな話しをしたいと思います。

 

音楽の楽しみ方は2種類

まず音楽の楽しみ方について説明しますが、音楽は大きく分けて

「受ける側の楽しみ」「外に解き放つ楽しみ」とに分けるとができます。

 

「受ける側の楽しみ」というのは、好きなアーティストの音楽を聴いたりライブを観たりすることです。

「あ~、良い曲だな~」と音楽が体に染み渡ったり「凄くカッコイイ!」と興奮したりときめいたりするわけです。

BGMとして好きな音楽を流すことで、自分の心地良いと思う空間を作ることにも使ったりしますね。

 

次に「解き放つ楽しみ」ですが、これは実際に楽器を演奏したり、楽曲を作ったりすることです。

演奏や制作などということですね。

ドラムパターンを考えるなどもこれに当てはまりますね。

 

ドラムを叩くことの楽しさについて

ドラムの場合にも前の項目で説明した、2つの楽しさは当てはまります。

楽曲の中に含まれている、特にドラムというパートの音を聴いたりドラマーが叩いている姿を観るのが好き。

他の楽器の音がなくても、ドラムソロなんかの単純にドラムだけの音を聴いたり映像を観るのが好きという人もいるでしょう。

それらをカッコいいと思ったり興奮したり癒されたりすることで喜びを感じます。

これらは「受ける側の楽しみ」ということになります。

 

そして、「解き放つ楽しみ」というのは、実際にドラムを叩くことだったり、どんなフレーズを叩こうか考えることです。

しかし、これらは「解き放つ楽しみ」の入り口の部分です。

本質的な楽しさは、努力した先に「出来ないことが出来るようになった」「思うように体が動かせるようになった」「良いライブができたり、レコーディングで良いテイクが録れた」という、

自分の成長だったり達成感を感じることができるということにあります。

音楽ということを考えると、他のパートと楽器同士の音での会話ができるということも本質的な楽しみですね。

 

上手くなるには努力が必要

先ほどの項目で「解き放つ楽しみ」についての話の際に努力というワードをだしました。

努力というと労力や時間を費やし大変なイメージがありますが、ドラムもそうです。

わかりやすい努力として練習がありますが、練習するには労力と時間をかけなくてはなりませんし、生のドラムセットを叩いて練習する場合はほとんどの人がスタジオに行ってスタジオ料金を払って練習します。

行きつけのスタジオはどう?スタジオ選びに必要なこと5選&プラスα
 

それだけのことを費やしても、なかなか思うように上達しないこともありますし「こんな風になりたいな」という自分の理想とは程遠い状況が続きます。

ま~、ドラムに限らず英語を出来るようにして海外の人とコミュニケーションをとりたいと思っている人や、スポーツを趣味にしたいと思っている人もその分野の能力を習得する必要があるわけで、能力を身につける系の趣味は努力が必要なわけです。

 

「言われてみればそうだけど、やっぱり大変そう」と思った人もいるかもしれませが、大変は大変ですけどその能力を身につける過程にある努力も楽しさの1つです。

より良くなるためにはどうしたら良いか試行錯誤したり、また効果的な練習方法を学び実践することも楽しいんです。

他人が見たら「凄く努力しているな」とか「大変そうだな」と思うことも、本人にとっては努力している感覚もないですし、むしろそれも楽しんでやっているんです。

好きなことって何でもそうですよね。

運動をするのが大嫌いな人が、ランニングを趣味にしている人の感覚はわからないですし、あんなにツラそうなことの何を楽しんでいるのかわからないというのと同じです。

その、誰しもが分からない感覚を持っているということは凄いことで、好きということは大きな才能の1つなんです。

たまたまという才能
 

こんな感覚を趣味としてのドラムに求めている人は向かない

先程の項目に書いた「解き放つ楽しみ」の必須要素である、努力や労力を費やすことに抵抗がなかったりそれも楽しさと感じることが出来る人は、ドラムが好きだったりドラマーになることに憧れがある場合に最高の趣味になります。

しかし、ドラムが好きで叩けるようになりたいと思う気持ちがあっても

「努力はしたくない」「練習に労力や時間を費やしたくない」という人は最高の趣味にはなりません。

 

その努力や労力を費やすということは必要不可欠なことですし、そういった頑張りをするから自由にドラムが叩けるようになるわけです。

努力はしたくないけど、思い通りに叩けるようになってドラムの楽しさを味わいたいというのは、矛盾が生じてしまってその要望を実現することは不可能に近いです。

 

では、ドラムレッスンを受ければ上達も速くなるし努力量や労力を費やす時間を短縮できるのでは?と考える人もいるかと思いますが、半分正解で半分不正解です。

ドラムレッスンというのは、技術を向上する際に必要な練習方法を教えたり「これが出来るようになりたい」という要望を叶えるための練習方法やコツの解説、現状の体の使い方や練習への取り組み方のアドバイスをする所です。

なので、そういった「この技術を習得するにはどんな方法をとるべきか?」ということを模索する時間は短縮できます。

しかし、ここにも障害がありまして、あくまでその講師が的確な解説やアドバイスをしてくれるorする能力があればということが関係してきます。

 

そして、たとえ良い講師と出会えたとしても、ドラムレッスンはレッスンを受け終わった瞬間から、自分の理想とするドラムプレイができるようになる魔法をかける場所ではありませんし、そんな魔法はありません。

何の努力もしないで劇的に上達する方法などありませんし、そのレッスンを受けている時間が自分の理想とするプレイが出来て最高に楽しい場所になるわけでもありません。

・どんな練習をすれば上達するのか?を知るor知っていることと、その内容ができることは違う!

・自分一人ではうまく叩けなくても、レッスンに行き先生が横にいればうまく叩けるわけではない!

ということです。

 

習ったことの感覚がすぐに掴める場合もありますし、言っていることはわかるけどしっかりと自分のものにするにはたくさん練習を積まなければならないということを感じることもたくさんあるでしょう。

つまり、ほとんどの習った内容は自分で復習や反復練習をしないと身につきませんし、それを利用したプレイはできるようになりません。

レッスンの時にしかスティックを握らなかったりドラムセットに触れない人が、そのレッスンの時間だけで理想とするレベルまで上達することはまずないです。

英会話ができるようになりたいと英会話レッスンに通っているが、そのレッスンの時にしか英語に触れないでいたら流暢に会話ができるようになるわけがありません。

それと同じです。その程度で自由自在に喋れるようになるのなら、英語の習得に苦労しませんしみんな英語が喋れています。

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また、「レッスンの時だけでも楽しめるのではないか?」と思っている人は、楽しさの系統を遊園地で遊ぶのと同じ要素として求めている傾向があります。

遊園地で遊ぶのは楽しいと思いますが、遊園地の場合は時間を作ってその場所に行き入園料を払えば、遊園地まで行く手間と時間とお金を費やせば楽しさを手にいれることができます。

映画を映画館に観に行くとかも同じ系統ですね。

しかし、ドラムの場合は楽しさの本質はドラムが叩けるようになることですので、時間を作ってレッスン場所に行きレッスン料を払えばその「楽しさ=能力」を手に入れられるわけではありません。

その能力を得るための方法を教えたり、実際にエクササイズや練習内容をやらせて何が違うのか?合っているのか?を教えるわけであって、身につけるにはその後の努力というものが必要になり、それを積み重ねて欲しい技術や必要な技術が習得できるから楽しいわけです。

また英語を例に出しますが、少しずつ勉強したことや習ったことを理解し覚え、実際に使えるようになって、英文が読めたり会話ができるようになるから楽しいわけです。

その自分が成長している感覚を味わえることも楽しさを感じることの1つですね。

遊園地やエンターテイメント施設に行って遊ぶことが趣味の場合は、自分の成長や努力は大きく関係がないので

楽しさの質が違うんです。

 

また、大きい音を出して体を動かすことでストレス発散を目的にしている場合もありますが、その効果があるのも最初だけです。

最近のうちは「大きい音が出て楽しいし、体を動かすからストレス発散になる!」と思うかもしれませんが、たまにドラムを叩くだけでは技術は上がりませんし「思うように叩けない」「教えてもらったことが一向にできるようにならない」という、思うように叩けないということが段々ストレスになってきます。

逆にストレスが溜まるということです。

体を動かしてストレス発散したいのなら、特に技術がなくてもできるウォーキングやランニングを、好きな音楽を聴きながらでもやった方が良いと思います。

 

技術や能力を身につけるにはそれなりに努力が必要ということを理解し、その努力し成長することに楽しさを感じられる人でないとドラムや楽器、その他の努力が必要になる趣味は向かないということを知っておいた方が良いです。

 

ま~、ドラムは好きだけど全然努力もするつもりはない。

けれど、例えばドラムレッスンで教えてくれる先生のことが好きだとかで、その先生に会うためにレッスンに通うというのも動機は音楽に関連するものではないですがありはありです。

ホストクラブやキャバクラに通う感覚という感じですかね。

これはこれで楽しさの1つでしょうし。

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叩かなくてもドラムは楽しめる

「努力することはしたくない。日々練習する時間はなさそうだし、音楽を趣味にするのは自分には無理なのかな?」と思った人もいるかもしれませんが、

無理ではありません。

 

別にプレイヤーに回ろうとしなければ良いのですから。

 

そういった人は、好きな音楽を聴いたり好きなアーティストのライブを観にいったりと、「受ける側の楽しみ」を満喫すれば良いからです。

通勤中に好きな音楽を聴いたり、たまにライブを観に行ったりすることでも「受ける側の楽しみ」ならば十分に味わえるはずです。

 

音楽にも色々な接し方がありますので、自分がどういうタイプか?どういったことを味わいたいと思っているのか?を考えて、自分に合った接し方を見つけていくことが人生を幸せにしていきます。

自分がどういうタイプかわからなかったり、実際にやってみなければわからないこともあるので、

興味があればとりあえずやってみて判断すれば良いと思います。

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「難しいけど練習楽しい!」「今まで真面目に努力なんかしたことなかったけど、ドラムなら全然努力できる!」と思ったのならば最高の趣味になりますし、ドラムが仕事になるかもしれませんからね。

著者:ひろい

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