プレスフープはスチール製だけじゃない!?ブラスフープの特徴

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Multi Drummerのひろいです。

金属製のフープを大きく2つに分けると、ダイキャストフーププレスフープに分けることができます。

詳しい各フープの特徴については、下の記事にまとめてありますので合わせてご覧ください。

あなたのスネアのフープは何?フープと音の関係について

僕の好みもあり、自身のスネアの音作りのポイントはダイキャストフープを使うことだったりします。(特にトップ側)

しかし、僕が所有している6.5インチのアルミシェルのスネアの音作りをする際に、あえてプレスフープを使って自分の納得のいく音を作ろうとあれこれいじっていました。

チューニングはもちろんのこと、ヘッドやスナッピーなんかを色々と試して、ある程度自分が納得する感じになったので良いかなと思ったんですが、ふと思いつきました。

「別にスチール製のプレスフープにこだわらなくても良いよな!?」と。

プレスフープに使われている主流の金属はスチールです。

しかし、割合としてはスチールよりも少ないですが、ブラスで作られているプレスフープもあります。

河村カースケさんなんかのシグネイチャースネア(生産終了)は、ブラス製のプレスフープ(ブラスフープ)が使われていますね。

以前に、カースケさんの影響でブラスフープを購入しましたが、取り付けたスネアの音の特徴とそこまで合わなかったので使っていませんでした。

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ざっくりとその時の話をすると、その時は主に3.5インチのスチールのピッコロスネアにつけていたんですが、そのスネアは少しパワー不足のスネアで、もう少しパワーがほしいなと思い、結局僕の中での定番のダイキャストフープを取り付けることにしたという感じです。

ちなみに、ボトム側はプレスフープのオープンな鳴りとブラスの明るい響きが少しほしかったので、そのままそのピッコロスネアに使っています。

ということで、トップ側だけ特に取り付けるあてもなくストックしてあったのですが、これを試してみようと思ったわけです。

ブラスフープの特徴

これはスネアのシェルにも言えることですが、スチールも明るめの音がしますが、そのスチールよりもさらに音を明るくした印象があります。

よくきらびやかな音がするとも言われますね。

そして、シェルでは試したことはないですが、何もつけていない(タイコに取り付けていない)状態でフープをスティックで軽く叩いてみると、スチールよりもフープ自体の鳴りも良いです。

ダイキャストのような硬い高音成分の多い音ではないですが、プレスフープの製法も関係して金属の板を叩いたような柔らかくよく響く音がします。

以前にフープ単体の鳴らし比べをしてみたので、下の動画を観るとフープ自体の鳴りがどんな感じかわかります。

プレスフープの特徴については、冒頭の記事に書いてありますが、そのプレスフープの特徴と先程言ったブラスという金属の特徴が合わさったものがブラスフープということです。

今回、取り付けてみた感想

今回は6.5インチのPearlのアルミシェルのスネアにブラスフープを取り付けてみましたので、その感想も書いてみたいと思います。

まず6.5インチという深胴ということもあり、叩いた際の胴鳴りの余韻は長めで、加えて取り付けているフープがプレスフープということもあり、よりオープンで余韻が長いふくよかな音になりました。

アルミシェルの軽やかかつ少し控えめな音色に、適度に深胴ならではの重さも加わって、余韻の長いオープンな鳴りという特徴はありつつも音色としてはかなりバランスが良くなっています。

そこに、更にブラスフープの明るさと、フープ自体の鳴りも加わって、よりオープンな響きになっています。

ブラスフープにすることによって、高級感とよりふくよかさが増す印象になります。

そして、今回僕が一番気に入ったのが、オープンリムショットをした時に、プレスフープなのにリムがしっかりと鳴ってくれるという点です。

叩いた感触としては、プレスフープですし材質もブラスなのでスチールよりも柔らかい材質なため、柔らかい叩き心地です。

なので、ダイキャストフープとは感触や鳴り方は違いますが、叩いた時にフープが鳴ってくれるという点は同じなので、そこが凄く気に入りました。

これがスチール製のプレスフープの場合だと、ブラスフープほど明るくはならないので、オープンでありながらも落ち着いた音になります。

そして、オープンリムショットをした時の感覚としては、フープ自体の鳴りがブラスフープよりも抑えられているので、胴の鳴りがより耳に入ってくる感じです。

どちらが良い悪いではなく、これはそれぞれの特徴なので使う人の好みで何を使うか決めれば良いです。

同じプレスフープでも、ブラスフープだと余韻が長すぎたり倍音が出すぎと感じれば、スチール製のプレスフープの方がオープンなサウンドではありますが、ふくよかになりすぎないのでスチールの方が良いという考え方もできますからね。

加えて、このスネアのスナッピーは今のところ42本のスナッピーを張っています。

これにより、アルミシェルにはない派手さが加わり音量もいくらか上がります。

スナッピーの本数については、20本よりも多いものを張っていこうと考えていますが、最終的には30本のものも試してどちらがより求めている音になるか考えていこうと思います。

こんな感じの仕様に現在していますが、アルミシェルらしさからは離れた仕様にしています。

というのも、アルミシェルの特徴である軽やかかつ控えめな音色を強調するのならば、5インチ前後のアルミスネアで音を作った方がよりらしさが出ると感じているので、深胴の特徴である重さや胴鳴りの長さが備わっているために、色々な要素が組み合わさった音色にしようと思ったからです。

オープンな余韻の長めの鳴りはしていますし、その他も色々な要素が合わさっていますが、どの要素も極端になりすぎない感じといいますかね。

例えると、見た目はちょっとギャルっぽいけど、根は真面目でおとなしく実はそこそこ頭も良いって感じですかね。

相反する要素も含め、色々な要素を適度に持ち合わせているという感じです。

iPhoneで撮影したものですが、スマホのカメラで撮ったものでも自分的には良い音がしていると思います。

チューニングはミディアムくらいのピッチにしていますね。

そのスネアの特徴を理解しつつ、テーマを決めて音作りをすると楽しいですよ。

購入の際はテンション数、サイズ、スネアの場合はバターサイド(トップ側)orスネアサイド(ボトム側)を確認し、自分の使う条件のものを購入してくださいね。

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