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Multi Drummerのひろいです。
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一般的にスタジオやライブハウスに置かれているドラムセットいうのは、タム×2、フロアタムというツータム、ワンフロアというタム類の点数のドラムセットが置かれていることが多いです。
そして、中にはフルセット自前のものを持ち込む人もいるかもしれませんが、世の中のドラマーさんは大抵そのスタジオやライブハウスに備え付けられているドラムセットを使うことが多いです。
プラスαの要素として、エフェクトシンバルやペダル、スネアといった自前の機材を持ち込むこともありますが、セットの軸となっているのは備え付けのドラムセットです。
その際に正面のタムをそのまま2つ使うツータムのセッティングにする人。
タムを1つ外してワンタムのセッティングにする人という、大きく2つのタイプにセッティングが分かれます。
自前のフルセットならば、タムも付けたいだけセットできますが、備え付けのドラムセットを使うとなるとワンタムorツータムという選択肢にどうしても分かれるんです。
僕はワンタムのセッティングにするとこが多いですが、現場や演奏する曲によってはツータムのセッティングも使います。
そして、たまに誰かのセッティングをそのまま叩くこともありますし、ドラムレッスンをしているということもあり生徒さんの使っているセッティングで見本をみせることも頻繁にあります。
そうなると、自分のメインで使っているセッティングではないセットでドラムを叩く機会もある程度存在します。
王道のものには対応できるように
先程言ったように、自分のメインで使っているセッティング以外でもドラムセットを使うことがある場合、それにいつでも対応できるようにしておきたいです。
曲によってタムの個数を変える場合はもちろんですが、人のセッティングで叩く機会なんてないから自分は大丈夫と思っていてもドラマーだと避けては通れない状況というのもあります。
例えば、たまたまドラムセットが置いてある飲食店かなんかで「ドラムやってるならちょっと叩いてみてよ」と言われたり、急にライブの飛び入りで人のセッティングで何かを叩くことになったり、アドバイスを求めている人からちょっと見本みせてと言われるかもしれません。
そんな時に「これ自分のセッティングじゃないから・・・」と断ることほどドラマーとして情けないことはありません。
もしくは、いざ叩いてみても自分のセッティングではないので叩き辛さはあるのは当然ですが、全く自分の力を発揮できないというのも、観ている人に「ドラムやってるとか言ってたけど、こんなもんか・・・」と思われてしまい、これもまた情けないないです。
逃げてもその逃げたことが情けなさとして自分に付きまといます。
チャレンジしたとしても全くダメなプレイをしてしまっては、それもまた情けなさが自分に付きまといます。
つまり、「おぉ!」と思わせるプレイをしなければ、助からないのです。
これはドラムに限らずどの分野でもそうです。
経験者であるがゆえの試練です。
その試練を乗り切るための方法の1つが、王道のセッティングにはしっかりと対応できるようにしておくということ。
これだけでも、かなり違います。
タムが2つあるのに何も使えない。
手が出ない。
タムを複数使った音程の差を活かしたプレイができない。
タムが1つになるとフレーズの引き出しがなさすぎる。
タイコの点数がないと自分を表現することができない。
こういったことの対策をとることができます。
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ツータムの場合
では、それぞれのタムの個数に応じで何を習得しておいた方が良いかについて解説していきたいと思います。
まず、スタジオやライブハウスに置かれているそのままのタムの数であるツータムの場合です。
一般的にはドラマー側から見て左側が12インチ、右側が13インチという口径が一般的です。
ちなみにフロアタムは16インチという感じですね。
そして、スネアが14インチ、バスドラムが22インチというのが一般的です。
タムへ話を戻しますが、一般的な配置ですがどちらのタムもバスドラムにタムホルダーを挿してセットされていることが多いです。
ですので、このタムの配置に慣れておくことが重要です。
ワンタムの場合はドラマーの真正面にある12インチのタムだけにすることが多いので、12インチに関してはさほど問題ないですが、13インチのタムに手が出せるように叩くことに慣れておく必要があります。
叩くことももちろんそうですが、セットするからにはセッティングにも慣れる必要があります。
口径の違いももちろんですが、胴の深さも違うことが多いです。
13インチの方が深いという場合です。
普段ワンタムのセッティングで12インチのタムをギリギリまで下げている人は、2つのタムの高さを揃えようとなると深い方の13インチのタムに揃えなくてはなりません。
浅い方のタムに高さを揃えると、深いためにバスドラムにぶつかってしまいます。
そして、13インチの深い方にタムの高さを揃えるということは、普段ワンタムで12インチのタムをギリギリまで下げている人にとってはタムの高さが上がることになります。
その高さの違いにもしっかりと対応できるように、日頃から叩き慣れておきましょう。
そして、叩き慣れておくのと並行してタムを2つ使ったフレーズの引き出しも増やしておきましょう。
単純にタムが2つあるということは、それだけ音程の差を活かししたプレイがやりやすくなるということです。
シンプルなタム回しをするだけでも、音程に差が生まれてメロディアスな印象になります。
自分でフレーズを考えても良いですし、同じタムの数を使っているドラマーのコピーをし参考にしても良いです。
10インチが置かれていることも
先程の項目でスタジオなどに置かれている2つのタムの一般的な口径は、12インチと13インチということを言いました。
しかし、たまに10インチのタムが置かれている場合もあります。
10インチと12インチだったり、10インチ12インチ13インチと3つのタムが置かれている場合もあります
3つタムがある場合は、10インチに関しては別のタムスタンドにセットされていることが多いですね。
そんなわけで、10インチのタムが置かれていることもしばしばあるので、それにも対応できるようスタジオにあった場合は積極的に使ってみましょう。
3つある場合は、3つ全てセットしなくても良いので、13インチのタムを外しその外した所に12インチのものをセットし12インチの所に10インチをセットしても良いですし、10インチがタムスタンドに付いているのでしたら12インチの左側(ドラマーから見て)にセットしても良いです。
口径が小さい分、セットする際の距離感の要領が違いますし、音の違いも感じることができます。
どの口径の組み合わせでも、タムの個数が増えればチューニングにもより気を使うようになってチューニング力も鍛えられます。
ワンタムの場合
セッティングやチューニングはいくらか楽になるワンタムセッティングですが、タムの数が少なくなるということはそれだけ鳴らせる楽器の数が少なくなったということです。
楽器の点数に頼ったプレイしか普段していないと、点数の少なくなるワンタムのセッティングでは表現力の幅が狭くなってしまったり、カッコいいフレーズが叩けないということも起こります。
これはタムだけでなくシンバルにも言えることで、チャイナシンバルやスプラッシュシンバルに頼りすぎたプレイばかりしていると、それらがない状態で叩く時に極端に表現力の幅が狭くなってしまいます。
日頃から点数が少ない場合のフレーズの引き出しを増やすことにも力を入れておきましょう。
そして、ワンタムのセッティングの場合はタム回しなどをする時に、正面にある12インチのタムからフロアタムへと移動しなければなりません。
ツータムの場合と違ってタムからフロアタムへ移動する際の距離が大きくなるので、そこにも対応できるようにしておかないと、スムーズなタム回しやタイコ間の移動ができません。
自分で使う周期を決める
ツータムセッティングとワンタムセッティングの特徴を前の項目で解説しましたが、やはりどちらも日頃から使っていないと慣れません。
意識しないと、ついつい自分のメインで使っているセッティングばかりで叩いてしまうというのが人間です。
そこで強引にでも慣れるようにおすすめなのが、自分で使う周期を決めて練習するということです。
個人練習ならば色々と自由に対応できるので、個人練習の時のセッティングの周期を決めてしまうのです。
1ヶ月周期でも良いですし、個人練習に入る回数で切り替えても良いです。
ちなみに、僕は現在は1ヶ月周期で個人練習でのタムの個数を変えています。
使う周期を決めるなど、多方面から工夫をし色々なことに対応できるドラマーに成長していきましょう。
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