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Multi Drummerのひろいです。
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ドラムの演奏というと、スティックを持って手を大きく振り上げて様々なタイコやシンバルを叩くことから、筋肉がたくさん付いていないと叩けないイメージを持っている人もいるかと思います。
加えて足もペダルを踏んで頻繁に動かしているということを知っていたり、実際にペダルを踏んでバスドラムを鳴らそうとしたことのある人ならば、そのための筋肉も必要になると認識しているでしょう。
人間には筋肉が備わっています。
もちろん、ドラムの演奏をする時に筋肉は使います。
では、これからドラマーを目指そうとしている人・ドラムを始めようと思っている人は、演奏するための筋肉をつけるための特別なことをしなければいけないのか?という疑問を持つ人もいるでしょう。
既にドラムをやっている人はもっと上達するために、今以上の筋肉が必要になるのか?と疑問を抱えている人もいるでしょう。
まず結論を言うと、自分のプレイする内容によって必要になる場合もあるし、ない場合もあるです。
つまり、ドラムを既にやっているやっていないに関係なく、今ある筋肉だけで十分な人もいるし十分でない人もいるということです。
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筋トレは必要?
では、十分でない人は筋肉をつけようと思います。
筋肉をつけるために真っ先に思い浮かぶのが筋トレです。
ここで言う筋トレはスポーツ的な印象の腕立て伏せや、ダンペルを持ち上げたりの筋トレをイメージしてください。
これらの筋トレをドラムの練習と並行してやっていかなくてはいけないのか?と感じるかもしれません。
ですが、「ドラムを叩くから、ドラムを上達させるため」といって、こういった筋トレはしなくて良いです。
ドラマーにとってドラムを叩く上での筋肉をつける=筋トレではないのです。
もっと上手くなるために、もっと良いドラマーになるために筋肉が必要!そのために筋トレやった方が良いよ!なんて言う人は、間違ったことを言っていると思って良いです。
そんなことを言っている時点で人にアドバイスをできる立場の人ではないので、聞く耳を持たなくて良いです。
い〜や上達する上で筋トレは必要だよ!と思っている人や、私の尊敬するドラマーが筋トレ必要って言ってたからそれを信じる!という人は、ここでこの記事を読むのをやめてください。
僕とは考え方が違います。
本当にドラムが上達したいと思っている人や、これからドラムを始めるにあたって何が必要か知りたいという人達だけに、上達のアドバイスやドラムをやることへのハードルを下げ、ドラムをやりたいと思っている人のフットワークを軽くしてあげたいと僕は思っていますのでね。
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なぜ筋トレは必要ないのか
では、なぜ上達するために筋トレは必要ないかの説明をしていきます。
勘違いをしている人も多いのですが、そもそもドラムを叩く上で筋肉ってそれほど使いません。
もちろん、全く使わないわけではないですし、内容によっては筋肉を多く必要とするケースも出てきますが、筋トレしてつけるほどではありません。
ドラムを叩く上で重要なのは脱力です。
筋肉をつけて力いっぱい叩くことが重要ではありません。
必要以上に筋肉に頼ってドラムを叩くということは力みに繋がります。
力みはドラム演奏の大敵です。
力んでいては体が思うように動かずに、叩けるものも叩けなくなってしまいます。
筋肉に頼り力いっぱい叩くと大きな音が出せるイメージがあると思いますが、確かにある程度の大きな音は出ます。
しかし、好みという前提はありますが音色は悪くなります。
奏でるというよりは、ただ鳴らしているだけの音になります。
ただ鳴っている音というのは雑音の類に含まれる可能性があります。
もちろん、あえてそのような効果を狙う場合もありますので100%悪いというわけではありません。
音量もあり音質も良い音を出す例として拍手を思い浮かべてください。
拍手をする際に大きな音を出そうとした時に、腕に思いっきり力を入れガチガチに筋肉を固めた状態で叩くでしょうか?
脱力し手のスナップをきかせ、力を入れるのは一瞬だけなはずです。
これを手や腕におもいっきり力を入れた状態で叩けば音量はある程度出るかもしれませんが、迫力や芯のあるキレイな音は出ないはずです。
強引に音を鳴らそうとしている痛い音という印象でしょうか。
そして、これと同じ現象がドラムにもおきます。
確かに音量はあるけれど、耳に刺さるような痛い決してきれいとは言えない音がします。
力を常に入れている状態なので、筋肉の疲労も早くすぐに疲れてしまったり、だんだん手の握力がなくなってスティックを握るのもやっとで不自然な状態でスティックを握ることにもなります。
これがしっかりと脱力ができた状態ならば、音量はしっかりと出ているけれど耳に刺さるような痛い音ではなく芯のあるきれいな音を出すことができます。
音量を上げるという点においても、力んでいる場合でもある程度大きな音は出ますが脱力をしていた方が大きな音が出ます。
ボクサーがパンチをすることを思い浮かべてもらうと、ガチガチに力んでいてもおもいっきり殴られれば痛いです。
ですが、本当にパンチ力のあるのは脱力した状態から瞬間的に力を込めて打ったパンチです。
そして、脱力しているからそれを何発も繰り出すことができるのです。
ドラムに話を戻しますが、脱力しているおかげで極端に疲労がたまるわけではないので、長い時間持続して本来の自分のプレイで叩くことができます。
あくまで脱力であり、弱々しく叩けというわけではないので、そこは勘違いしないでくださいね。
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筋トレはしても良い
ここまでの話では筋トレはしなくて良いと言ってきましたが、筋トレはしても良いのです。
どっちなんだよ!意味がわからない!と思うので解説します。
まず、今まで言ってきたのはドラムを叩くために・ドラムを上達させために・良いドラマーになるためにという、ドラムを演奏することにおいて筋トレは必要ないということです。
ですが、人生はドラムを叩くことだけではないです。
色々な趣味もありますし、仕事もし日常生活を送っているわけです。
ですので、ドラムのために筋トレをしているのでなければOKなんです。
同じ腕立て伏せをするにも、ドラムを叩く際にもっと大きな音をだすためにやっているのと、腕のたるみを取るためにダイエットとしてやっているのでは目的が違います。
目的が違ければ、その筋トレで得た筋肉をどう使うかが変わってきます。
加えて、ドラム演奏には脱力が重要ということを知っていれば、その筋肉の使い方を今後間違った方向に向ける可能性も低くなります。
ですので、ドラムも叩いているし趣味で草野球をやっている人が、野球のために筋トレをすることは全然OKです。
先程も言ったようにダイエットのためにやるのも良いですし、筋肉のしっかりついた体がカッコいいと思っているのなら、理想の体型にするために筋トレをすることはOKです。
プロでもアマでもライブなどでステージに立つ時に手っ取り早い衣装の一種が筋肉だったりもします。
タンクトップを着ているだけでも、筋肉の好きな人にはカッコよく見えますからね。
見た目を意識し筋トレをするのはもちろんOKですし、音楽と関連する要素ですがドラムを叩くこととは関係がないので問題ないってことです。
また、ドラマーは自前の機材を運ぶのが重くて大変だったりするので、そういったことにも役立ちますしそのために筋トレをするでも良いですが、これもまたドラムを叩くことと直接的な関係はないので問題ないのです。
どうせ筋トレをするのなら筋肉を効率よくつけたいと思いますので、やっぱり筋トレ後にプロテインなどでしっかりとタンパク質を補給した方が良いそうです。
こちらのプロテインはタンパク質の含有量も高めで、味も美味しく飲みやすいということで人気です。
こういう考え方の違いが差なのかな・・・
過去にドラムマガジンを読んでいてのちょっとしたエピソードになるんですが、筋肉の特集をしている号がありました。
国内のドラマーにも色々とインタビューをしていましたが、インタビューを受けている国内ドラマーはみんな筋トレが重要というような話をしていました。
しかし、そのインタビューの最後にThomas Langさんのインタビュー記事が載っていたのですが、それまでの国内ドラマーの考え方をくつがえす意見を言っていました。
Thomas Langさんといえば、ボディービルダーばりのムキムキの筋肉が印象的ですが、「トレーニングをしているのはドラムのためではない。自分の生活を豊かにするためだ。」というような発言していました。
いや〜、爽快でしたね。
スポーツの世界では、日本人の骨格や体つきは不利と言われるケースがあります。
身長が足りないとか、筋肉の質が違うとか。
しかし、ここまで読んでくれた人は理解してくれたと思いますが、ドラムの演奏にはそういったハンデは日本人だからといってありません。
にも関わらず、筋肉をつけることにこだわっているのは国内ドラマーで、海外のドラマーはそんなことに目を向けていない。
ドラムの世界でも、日本のドラマーは日本人の域を超えることができないと言われることも多いですが、才能や骨格の差ではなく本質が見えているかどうかが差に繋がっていると僕は思います。
もちろん、全ての国内ドラマーがそうではないですし、海外のドラマーでも勘違いをしている人はいるでしょう。
しかし、以前にこの特集記事を読んで、あ〜こういった所が差に繋がってしまうんだなと感じましたね。
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