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Multi Drummerのひろいです。
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最近、僕がドラムセットで練習する際にウォーミングアップとしてやっている練習があります。
ダブルストロークです。
今まで腐る程ダブルストロークは叩いてきましたが、色々と条件を加えてウォーミングアップがてらに練習すると、実際のドラム演奏の調子が良くなります。
ダブルストロークを知らない人のために簡単に説明すると、片手で2打ずつ叩くストロークということです。
基本的にはRRLLの手順で叩いていきます。
(R=右手、L=左手)
では、叩く際の条件を紹介していきます。
時間
まず時間として、10分以上持続して叩き続けるということです。
一瞬だったり短い時間だけでなく、同じ動作を長い時間キープします。
ドラムの練習において、1つのことを10分以上キープするというのは時間としてかなり長く感じます。
できないことを練習している10分ならば、あっという間に過ぎてしまいますが、既にできていることを10分以上キープとなるとなかなかのものです。
しかし、このキープ力というのが重要で、同じ動作をキープするにはその動作を持続させるための必要最低限の筋力も鍛えなくてはいけませんし、力任せに叩いていたのでは長い時間叩くことができないので脱力も必要になってきます。
つまり、このウォーミングアップでこの2つの要素を鍛え、確認していきます。
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速さ
次の条件としては、テンポは速めのテンポで叩くということです。
ゆっくりと丁寧に1音1音確認しながら叩くということも凄く大切ですが、その逆に速く叩けるということもドラム演奏において必要になってきます。
ドラムを叩く際に、力任せに筋力を使って叩くということは好ましくありませんが、スティックを振り上げるという動作をする以上、必要最低限の筋力は使います。
その筋力の消耗具合も叩いている速さや音圧によって変わってきます。
速く叩くということは筋力の消耗度合いも増しますし、その速さをキープするためには筋肉への負担を減らすために脱力が必要になってきます。
先ほどの条件の長い時間叩くということにも繋がりますが、速く叩くということもこの2つの要素を鍛え確認していくことになります。
音圧・音量
最後の条件としては、思いっきり叩くということです。
今まで説明してきた叩いている時間と速さを考慮して、その状態をキープできる最大限の音量を出しながら叩きます。
スティックの振り幅を狭め音量を小さくすれば、より長い時間叩くことができますし速くも叩けます。
それだけ省エネで叩いているということになりますからね。
しかし、より自分を限界に追い込むために音圧や音量も上げ、それをキープしながら叩きます。
先ほどから言ってきましたが、音圧や音量を上げるように叩けば筋力の消耗も増しますし、それを緩和させるための脱力も必要になってきます。
つまり、音圧や音量を上げることでも、この2つの要素を鍛え確認していくことができるということに繋がります。
現状で僕はこのウォーミングアップをテンポ180〜200ぐらいの16分音符で叩いています。
動画にするとこんな感じです。
プラスα
このウォーミングアップは手がメインの内容ですが、足だって動かせます。
足のパターンについては指定はありませんが、せっかくなので自身が練習したい足のパターンで足も動かした方が良いですね。
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何に役立つか
このウォーミングアップのポイントとして必要最低限の筋力を鍛えるということと、脱力をするということが挙げられます。
この2つの要素が鍛えられることによって、実際のドラム演奏にも大きな影響が出てきます。
細かな音符を演奏する際に、ダブルストロークというのは頻繁に使われます。
その際の音量というのは、使う状況によって小〜大の様々な音量を使い分けます。
フレーズのニュアンスとして、ダブルストロークで叩く細かな音符の存在を際立てたい場合は、それなりに音圧を稼がなくてはなりません。
その際のダブルストロークの存在感をしっかりと示してあげることに、このウォーミングアップが役立ちます。
脱力ができなければ瞬発的に叩くべき正確なタイミングに音を鳴らすことができませんし、連続して使用する場合も最初の数発は打てても後半はしっかりと叩けなくなります。
フレーズのニュアンス的にダブルストロークの音圧を出したいのならば、叩くための必要最低限の筋肉を鍛えておく必要もあります。
この記事内でも何度も言ってきましたが、この2つの要素を今回紹介したウォーミングアップで鍛えることができるのです。
今まで、ダブルストロークを使ったフレーズが上手く叩けないと感じている人は、この練習をすると自然と演奏の質を上げることができますよ。
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