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Multi Drummerのひろいです。
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パート①では左足をどのように動かすか?という動かし方の種類と、「体内のメトロノームの役割」「アンサンブルにおいてのガイドになる」というメリットの詳しい解説をしました。
そして、パート②では「表現力の幅が広がる」「各音符の裏のオープンからのクローズが自然にできている」という2つの要素について解説しました。
パート①、パート②ともにまだ読んでいない方は、まずはそちらから読んでいただくことをお勧めします。
上手いドラマーは皆やってる!!ハイハットを踏むメリットと役割①
上手いドラマーは皆やってる!?ハイハットを踏むメリットと役割!!︎②
さて、今回はタイトルにある「上手いドラマーは皆やってる!?ハイハットを踏むメリットと役割!!」のパート③です。
これが最終章となります。
内容としては「ゴーストモーションをしていれば、その流れでハイハットが踏める」「ゴーストモーションと実音としてハイハットを踏む動作を組み合わせることによって、音符を細かく感じることができる」のこの2つについて解説していきます。
ゴーストモーションをしていれば、その流れでハイハットが踏める
ゴーストモーションについては、パート①を読んだ人はもう理解していると思います。
かかとを動かしリズムをとることですね。
左足でリズムをとる場合、主に使われるのはハイハットを実際に踏んでチック音を鳴らす場合と、かかとだけを動かすゴーストモーションです。
ハイハットを踏む場合は実音が鳴りますが、ゴーストモーションはかかとを動かしているだけですので実際の音は鳴りません。
音が鳴らないのなら、ゴーストモーションなんてやらなくても良いのじゃないか?と思うかもしれませんがそうではないんです。
やることによるメリットがしっかりとあるのです。
パート①で解説した「体内のメトロノームの役割をする」というメリットはもちろんのこと、他にもメリットがあります。
それは、「ゴーストモーションをしていれば、その流れでハイハットが踏める」ということです。
どういうことかというと、ハイハットを踏んで実音として音を鳴らすということをする場合、直前の動作としては大きく分けて2つの動作をすることができます。
何らかの動作をしていた場合と、何の動作もしていないパターンです。
何の動作もしていない場合にも2パターンありまして、
・左足を動かすとキックを踏めなくなったり思うように手が動かせなくなるので動かさない場合。
・ハイハットをハーフオープンで鳴らしたいのであえてそのハイハットの開き具合をキープするために左足を動かさない場合に分かれます。
何の動作もしていない場合は言葉の通り、左足を何も動かしていないということです。
その逆の何らかの動作をする場合ですが、今回は複数ある動作の中から、ゴーストモーションをしていたとします。
例えばハイハットを8分音符で踏みたい場合、その直前まで8分音符でゴーストモーションをしていた場合なら、左足のノリは8分音符のままで動作の種類(ゴーストモーション→ハイハットを踏む)を変えるだけで済みます。
これにより、動作の切り替えの立ち上がりのリズムが安定します。
これが左足を何も動かしていない状態からハイハットを踏む場合だと、動作の切り替えに加えて動かしたいリズムで瞬時に動かさなくてはなりません。
つまり、立ち上がりのリズムを安定させるのが難しいということです。
もちろん、ハイハットをハーフオープンの状態で叩く場合などは、左足でゴーストモーションをすることはできませんが、左足でゴーストモーションができる状態であるならば、事前にゴーストモーションをすることで安定して切り替えが出来るということです。
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ゴーストモーションと実音としてハイハットを踏む動作を組み合わせることによって、音符を細かく感じることができる
少し長い項目タイトルになりましたが、解説していきます。
パート①からここまで読んでくれている人ならばわかっていると思いますが、ゴーストモーションとはハイハットをクローズにした状態でかかとでリズムをとることです。
ハイハットを踏んで実音を鳴らすというのは、ハイハットのペダルを踏んだ時に鳴る音(チック音)を鳴らすということです。
これを組み合わせることによっての利点があるということです。
例えばハイハットを踏んで8分音符の裏でチック音を鳴らしながら、何かしらのフレーズを叩きたい場合をイメージしてみてください。
ライドを刻みながらの8ビートでも良いですし、何か両手とキックを組み合わせたフィルでも良いです。
その場合、やはり両手でタイコやシンバルを叩きながらキックも踏んでいる状態で、左足は8分音符の裏でチック音を鳴らすのはかなり難しいと思います。(人にもよりますが)
8分音符の全てのタイミングでチック音を鳴らすことならできるんだけどな・・・という人もいるでしょう。
しかし、そこまで出来ているのなら、もう少し頑張れば8分音符の裏でだってハイハットを踏めます。
この項目のテーマである、ゴーストモーションとハイハットを踏んで音を鳴らすという動作を組み合わせることに慣れれば出来るようになります。
(ちなみに、前提として左足を8分音符で動かせるテンポの場合とします)
先程の例の場合は、8分音符の裏でハイハットを踏まなければなりませんでした。
では、8分音符の表のタイミングでゴーストモーションの動作をするとどうなるでしょうか。
ゴーストモーションですので、足は動いていますがハイハットを踏んだ時に鳴るチック音はしません。
そこから更に8分音符の裏のタイミングでは、ハイハットを踏んでチック音を鳴らしてみましょう。
つまり、ゴーストモーションとハイハットを踏んでチック音を鳴らすという動作を組み合わせ、それを繰り返していることになります。
これにより左足は常に8分音符でリズムをとっていますが、ハイハットを踏んだ時に鳴るチック音は8分音符の裏のタイミングでだけ鳴るということになります。
左足を8分音符で動かすことができれば、動作を組み合わせることによって8分音符の好きなタイミングでチック音を鳴らすことができます。
先程の例では8分音符の裏でチック音を鳴らす場合でしたが、その逆の8分音符の表のタイミング、つまり4分音符のタイミングでだけチック音を鳴らしたい場合にも組み合わせる順番を変えれば出来ます。
ゆっくりなテンポで4分音符でハイハットをキープするのは、テンポが遅いために逆に難しいですが、ゴーストモーションと組み合わせることで8分音符のリズムで左足を動かしながら4分音符のタイミングでだけチック音を鳴らすことができるわけです。
こうすることで、音符の数が少なくてもより安定してチック音を鳴らすことができるわけです。
ゴーストモーションorハイハットを踏んでチック音を鳴らすそれぞれの動作を単体で出来ているのなら、次はその2つを組み合わせるということにも慣れれば先程例に出したことが安定してできるようになります。
これも左足を動かすことの大きなメリットです。
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絶対にマスターした方が良いが、道のりは長い
この記事を含め、左足を動かしリズムをとることのメリットを3本の記事に分けて書きました。
どの内容もドラムを演奏する上で凄く重要で、どういったメリットがありそれをどのように活かすのか?を理解することで、安定したドラムプレイができます。
しかし、この左足を動かしリズムをとるというのはもの凄く難しいです。
単純に左足だけを動かすのならばすぐにできることですが、両手と右足を動かしながらとなると難易度がグンと上がります。
しっかりとマスターするには、正直なところ年単位でかかります。(人にもよりますが)
少しずつ地道に練習していくしかないのですが、努力を続け左足でリズムがとれるようになると、これまでに解説した大きなメリットを得ることができます。
難易度が高く途方も無いことを理由も分からずに練習し続けるのはなかなかツライものがありすか、習得した先に何が待っているのかがわかっていれば頑張れるはずです。
少しずつゆっくりと確実にマスターしていきましょう。
上手いドラマーは皆やってる!!ハイハットを踏むメリットと役割①
上手いドラマーは皆やってる!?ハイハットを踏むメリットと役割!!︎②
練習する際にはクリック(メトロノーム)は絶対に必要です!持っていない人は手に入れましょう。
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