力いっぱいおもいっきり叩けは間違い

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Multi Drummerのひろいです。

以前にこのような記事を書きました。

ドラムが上達するには筋トレは必要?

女性差別!?もっと筋肉つけていこうというドラマーには習うな

これらの記事でも書きましたが、筋肉に頼った叩き方をすると多くのデメリットがあります。

ドラム演奏のポイント脱力です。

そして、脱力の対極にあるのが力みです。

この力みに繋がるのが筋肉に頼った叩き方ということです。

力みは大敵!筋肉疲労の対策は筋トレではない

スティックを力いっぱい握りしめて腕の力に任せてタイコやシンバルを叩くと、筋肉への疲労は大きくなります。

大きい音をだすために・速いフレーズを叩くために・リズムをキープするために、力んだ状態で叩いてしまうということです。

なんでもそうですが、力んだ状態でいるといつも以上に疲れます。

それを補う方法として、筋トレをして筋肉をつけるという方法をとる人やそれを勧める人もいますが、これでは根本的な解決はできていませんし無理をして叩いているのをごまかしているだけなので、体の故障に繋がる可能性だってあります。

今は大丈夫と思っていても、これから何年もドラムを続けていく中で体の故障というのは急に起こるものです。

そして、脱力が大切だとわかっていたり自分は大丈夫と思っている人でも、実は力んでいるというケースもたくさんあります。

その1つが、おもいっきり叩くということです。

音量を出すためや激しく叩くためには、おもいっきり叩く必要があると考えがちですが、これは力みに繋がります。

もちろん、脱力していても叩く際には瞬間的に力を入れますが、意識がおもいっきり叩くという方向に向いていると、必要以上に力が入りどんどん力んでしまうんです。

体の使い方がわかっていれば、大きな音を出すにしてもそこまで力は使いません。

脱力がしっかりできていれば、力まずに激しいプレイができます。

そして、それを持続することも楽になります。

力んでいてはすぐに手の握力がなくなったり、足が痛くなったりしてその音量をキープするのが大変ですし、極度の疲労で本来のプレイができなくなります。

こういった本来のプレイができないほどの極度の疲労にならなければ、もっと筋肉をつけなけないと!ということにもなりません。

それを引き起こしているのが、おもいっきり叩かなければという思い込みです。

アドバイスには耳を貸さない

力みはドラム演奏の大敵であり、それを引き起こす要素としておもいっきり叩かなければ!という思い込みがあるということを前の項目で解説しました。

しかし、もっとおもいっきり叩けるようにしよう、それを叩き続けられるようにしようとアドバイスしてくる人がいます。

ドラム講師という立場の人でもいます。

実際に僕は音楽の専門学校でドラムを習っている時に、こういったことを言う先生の言葉を間に受けてしまったので、本当の意味の脱力とドラムを奏でるということについて理解するまでに時間がかかりました。

おもいっきり叩いている自分が正しい道を進んでいると思っていたので、気づくはずもありません。

もちろん、脱力は重要だと教える人も多い反面、僕が受けたような教え方をする人も多いんです。

力んで叩けというと聞こえは悪いですが、おもいっきり叩けだとなんだか良く聞こえたりもします。

ですが、この場合のおもいっきり叩くと力んで叩くはイコールになってしまいます。

自信を持って自分のやってきたことを信じろというような、精神面でのおもいっきり叩けではないですからね。

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脱力が重要のはずが・・・

これまでの項目では、力みについての話をしてきました。

そのかたわら、脱力が重要という話もしてきました。

この脱力が重要というワード、結構耳にすると思います。

脱力が重要だ!という人は結構いるのですが、音量を上げるという話になると「その時はおもいっきり叩く感じだね」と、結局のところ力押しなアドバイスになることも多いです。

そうなると、やっぱり大きな音で迫力のあるドラムを叩きたいと思っている人は、おもいっきり叩くというワードが強く頭に残ってしまいます。

これでは見せかけ程度にしか脱力が重要と教えていません。

脱力と大きな音を出したり激しく叩くことが結びついていないということになっていますからね。

それから、脱力が重要と言っている講師とかって、なんか叩き方が変じゃなかったりしませんか?

もちろん、かっこいい人もいますが、僕が学校でドラムを習っていた時やたまにレッスン動画なんかをみると、脱力してあなたみたいな叩き方になるのなら脱力しないほうが良いんだけど・・・と感じてしまうケースも多かったです。

何事も表面的に理解しただけで全てを理解したような錯覚に陥ってしまうことがあります。

その典型がこのケースですね。

本当に脱力してドラムを叩いている人って、脱力してますアピールをしてドラムを叩いていません。

脱力してこんな風になるなら脱力したくないなと思われる人の叩き方は、脱力してますアピールをしている叩き方です。

脱力しているから力強さも加わり、キレや迫力が生まれます。

だから、見ている側はおもいっきり叩いていると錯覚してしまうんです。

この脱力してますアピールの叩き方を見本に脱力の重要性を説明されても、「だったらいいや・・・」となってしまい、それが脱力の重要性を理解することから遠ざけてしまうのです。

このタイプの先生も実際に僕が専門学校時代にいました。

というか、力いっぱいおもいっきり叩けという先生と、脱力が重要と言っていてもその先生の叩き方がカッコよくないという、大きく分けて2つのパターンの先生しかいませんでした。

当時は力いっぱいおもいっきり叩けと言っていた先生のプレイに迫力や魅力を感じてしまいました。

今思い返すと力んで叩いていたので、音は良くなかったとお思いますね・・・

なので、こういった記事を書いているのは僕みたいな思いをする人を少なくするためなんです。

過去の自分へのメッセージとも言いますかね。

僕は、今もまだずっとドラムを続けていますので、自分なりにいろいろなことを試行錯誤したり学校を卒業してから数年後にSakuraさんに機材の調整などを教えてもらったおかげで、ドラムの本当の魅力や本質がわかりましたしこれからも追求していきます。

しかし、興味があったり好きで始めたドラムでも、人によっては何かの壁をきっかけにやめてしまうかもしれません。

技術が思うようにつかない・ある程度のテクニックはついたがこれ以上自分が成長できると思えないなどのドラムを演奏するためのテクニックが壁になる場合もありますし、それ以外の要素が壁になるかもしれません。

興味があり好きで始めたドラムです。

自分の成長の可能性は無限大ということを知ってもらい、ドラムの楽しさや多くの魅力をたくさんの人が感じてドラムをずっと続けていければなと思っています。

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