持ち込むチューニングキーのベストな数とは?

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Multi Drummerのひろいです。

ドラマーがドラムセットに向き合う際に、スティックの次に重要なアイテムがチューニングキーです。

こちらの記事にも書きましたが「初期投資が少ない!?ドラムを始めたいと思った時に初心者が用意する4つのもの」、初心者の方でチューニングなんて全然わからないという人でも、チューニングキーを使ってペダルの調整をしたり、スタンドのストッパーを固定したりしますので、チューニング以外にもセッティングでも使用することもありドラマーにとっての常備アイテムです。

チューニングキー単体でも販売されていますので普通に購入してくれて構わないのですが、ペダル等のドラムの機材を買った時にチューニングキーが付いてくる場合も多くありますので、機材が増えるにつれて所有するチューニングキーも増えていきます。

そうなると、ドラムの練習や演奏に行く際のスティックケースやバッグの中に、予備も含めて2個くらい入れているドラマーさんは多いのではないでしょうか。

練習スタジオに行けば部屋に備え付けてある場合もあるし、受付でレンタルすれば良いから自分のチューニングキーを持ち込んでいないという人もいるかもしれませんが、そういう人はいますぐネットや楽器店で購入するかして持ち込むようにしましょう。

普段から自分のものを使っていないと、使う分には良いですが練習等で部屋を出るときにバッグにしまう癖が付いていないので、たまに自分のチューニングキーを使うと小さいものということもあり部屋に忘れます。

そんなわけで、今回は「チューニングキーは何個持ち込めば良いのか?」というテーマで書いていきたいと思います。

Pearl ( パール ) K-050 定番チューニングキー ドラム パーツ
by カエレバ

手は2本ある

チューニングキーは何個持ち込めば良いのか?と言われた時に、「えっ⁉︎ 1つで良いんじゃないの?」と思った方が多いのではないでしょうか。

「予備も含めると2個かな?」と思った方もいるでしょう。

もちろん1個だけでも問題はないですし、なくしてしまった時を考えると予備として2個持ち込んでおいた方が安心です。

ですが、作業効率や作業スピードを考えると持ち込むチューニングキーは多ければ多いほど良いです。

では、何の作業効率やスピードなのか?ということになりますが、それはチューニングです。

チューニングの方法には決まりや正解はなく、自身の求めた音が作れればそれでOKなわけですが、よく言われるチューニング方法の1つに対角線上にチューニングボルトを締めていくというものがあります。

今回はチューニングの方法については詳しく触れませんが、この対角線に締めていくというのはヘッドに対してなるべく均等に圧がかかるようにし、ヘッドを張るときに歪みが生じないようにするという効果があります。

もちろん、チューニングの方法によっては対角線にボルトを締めていかない人もいますし、やり方は人それぞれなので、対角線に締めていくことが正解というわけでもく間違いというわけでもないです。

では仮に、対角線上のチューニングボルトを締めていくのならば、1つのチューニングキーを使って1つ1つ片手で締めていくのと、対角線上の2つのボルトを2つのチューニングキーを使って両手で締めていくのではどちらが作業が速いでしょうか?

答えは後者です。

別に2つのチューニングキーを同時に2つの手で回せというわけではなく、チューニングキーを別のボルトへ移動させる回数を減らすことができますので時間の節約になります。

もちろん、ボルトを回す時に同時に2つの手で回せばより時間短縮になりますが、1回で回す角度をなるべく均等にするために慎重さを優先し、「右手のボルトを回す→左手のボルトを回す」というように片手ずつ確認しながらやっても良いです。

僕は、チューニングキーを別のボルトへ移動させる時はほぼ同時に両方の手を移動させますが、ボルトを回すのは片手ずつ確認しながら回しますね。(時には、同時に回すこともありますけどね)

という具合に手は2本あるのだから、チューニングキーも2個あれば両手を使って作業ができるというわけです。

加えて、予備としてさらにもう1つくらいバッグの中に入れておけば、なくした時にも安心ですね。

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2個より10個

先ほどの項目を読んだだけでは「なるほど、2個で良いのか⁉︎」となってしまいますが、チューニングキーの移動時間を省くなら10個チューニングキーがあれば移動せずに済みます。

一般的なドラムセットのタイコでしたら、スネアやバスドラムなどに使われることが多い10テンション仕様がボルトの数では一番多いです。

ですので、最大の10個のチューニングキーを持ち込み、最初の段階で10個のボルト全部にチューニングキーを挿してしまえばボルトを回すたびにチューニングキーを移動する手間を省くことができます。

チューニングの方法によってはチューニングキーが3個あった方が便利な場合や、4個あった方が便利な場合もありますが、それでも結局はチューニングキーの移動をしなくてはいけなくなります。

ですが、10個持っていれば結果的にそれ以下のテンション数でしたら、全てチューニングキーを移動させることなく対応できるというわけです。

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10個って多いよね・・・現実的かつ効率的な数は⁉︎

上の項目で、10個のチューニングキーを持ち込むのが一番作業効率が上がるという話をしましたが、正直10個って多いです・・・

実際に10個チューニングキーを持っている人は、10個まとめて持ってみるとかなり重いということもわかるでしょう。

もちろん、重さや荷物の量なんて気にしないという人は、効率だけ考えれば10個が一番効率的なので実践してみてください。

しかし、10個はちょっと・・・という人がほとんどかと思いますので、実際に作業で使う2個と予備としてプラス1個の合計3個が現実的かつ効率的でバランスが良いと思います。

ライブ会場やレコーディングの現場では、チューニングを含むセッティングの速さが重要になってきます。

また、個人練習やバンド練習でもできるだけ叩いている時間を長くしたいので、小さなことかもしれませんが 1つ1つの作業を効率的にし音楽に使える時間を大切にしていきましょう。

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