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Multi Drummerのひろいです。
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The All-American Drummerという、ルーディメンツを駆使したソロ曲集が全部で150曲載っている教本があります。
1945年にCharley Wilcoxonが書いたとても歴史のある教本です。
そこで、今後おそらく150回にわたり、この本に載っているソロを叩く際のポイントを1つずつ解説していこうと思います。
譜面を確認するだけや、軽く叩いて手順を確認するだけでもポイントの解説はできるのですが、それではありきたりな解説しかできませんし、説得力がないので全てのソロを自身でしっかりと叩きその動画も載せていきます。
加えて、通常の手順と逆の手順でも叩けるというところまでしていきますので、そういった部分から感じたポイントも紹介できればなと思っています。
単純に手順を逆にやれば2倍楽しめますからね!
そういった話を下記のリンクに書いてありますので、読んでみてください。
ちなみに叩くテンポとしては、この教本の場合ですと100〜120くらいで叩けるようにするのが理想的という話を聞いたことがあります。
ですので、叩いている動画は基本的にテンポ120で叩いていこうと思います。
ゆっくりなテンポで叩いた時の感覚と、速いテンポで叩いた時の感覚はもちろん違うので、そういった面も踏まえてより説得力のある解説をしていきたいと思います。
そんなわけで、今回はSOLO No.1の解説をしていきます。
使われているRudiments(前半)
シングルストロークやダブルストロークなどの当たり前に使われているものは割愛しますが、SOLOに使われているRudimentsの紹介をします。
Rudimentsの種類がそんなにわからないという人は、下記のリンクを参考にしてみてください。
40 Essential Rudiments - Vic Firth
今回のSOLOはリピートの位置で前半後半として分けやすかったので、2つに分けて解説していきます。
まずは前半ですが、前半はフラム系のRudimentsが多用されています。
使用するのはフラムタップ、フラムパラディドル、フラマキューとなります。
まずフラムタップですが、今回のSOLO No.1では8分音符でのフラムタップとなるので、そこまで速さもないために比較的取っ付きやすいかと思います。
続いて5小節目に登場するフラマキューですが、そこまで日頃から多用するルーディメンツでもないので初めて目にした人も多いでしょう。
手順をしっかりと確認し、1打目のノーアクセントでのフラムを大きな音で鳴らさないように練習しましょう。
どうしてもフラムとなるとアクセントとして叩きたくなってしまいますが、この場合はノーアクセントですのでしっかりと音量差のコントロールをしましょう。
そして、今回登場するフラム系のRudimentsの中で一番厄介なのがフラムパラディドルです。
凄くゆっくりなテンポで練習する分にはなんとかできるかと思いますが、目標テンポである100〜120あたりになるとかなり高速になってきます。
何が高速かと言いますと、このフラムパラディドルは片手で16分音符の4連打をすることになり、それが凄く速いんです。
実際はフラムの部分があるので音が重なり合っていてわかりにくいかもしれませんが、片手ずつ確認すると4連打になっているのがわかるはずです。
つまり、この目標テンポでの高速片手4連打がスムーズにできないと、フラムパラディドルを綺麗に叩くことはできませんし、この教本のSOLO.No1を叩くことができないということになります。
これは地道にゆっくりなテンポから手順を確認しながら練習し、日々の努力で少しずつテンポアップをしていくしかありません。
多くの人がこのSOLOでの1番の鬼門になるでしょう。
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使われているRudiments(後半)
後半については、シングルストロークとパラディドル系のRudimentsを主として構成された内容となっています。
使われているのは、シングルパラディドルとトリプルパラディドルです。
しかし、地味に気をつけなくてはいけないのが、後半4小節目(全体での12小節目)の手順はトリプルパラディドルなんですが、一般的なアクセントとは違う位置にアクセントがきていますので間違えないようにしましょう。
後半に関しては手順やアクセントの位置をしっかりと把握すれば、フィジカル的にキツいところはさほどないので前半よりもやりやすいかと思います。
実演(通常手順&逆手順)
では実際に僕が叩いてみた動画を載せておきます。
ちょっとした自分への挑戦も兼ねて、通常の手順を叩いた後に逆の手順でも叩くというマニアックなこともやっています。
家でのパッド練習でも役に立つ本ですので、より自身のストロークを器用にするためにドラマーさんなら1冊持っていると良いかと思います。
自宅での練習パッドを使った練習時の、ちょっとした消音ポイントも下記記事で解説しています。
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