そのままビートを叩くだけの練習から、ワンランク上げた練習をしよう!

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Multi Drummerのひろいです。

一般的な曲でのドラムの演奏において一曲の中の比率を考えると、割合の大部分を占めているのがビートです。

演奏内容のカテゴリーを大きく2つに分けるならビートフィルに分けることができるのですが、叩いている時間や小節数を考えれば圧倒的にビートが多いというのはわかるはずです。

極端なことを言ってしまうと、曲によってはフィルを一切叩かなくてもビートだけで成立するものはたくさんあります。

ドラムをやっている人ならば、やっぱり派手でテクニカルなフィルに憧れを抱き、そういったものばかりを練習してしまうこともあるかと思いますが、第一に重要なのはビートなんです。

こういった言い方をしてしまうと勘違いしてしまう人もいるかと思いますので、事前に理解しといて欲しいのはフィルが要らないということや、フィルの練習をしてはいけないということではありません。

あくまで一般的な曲での、ドラムアプローチの比率としてフィルよりもビートの方が割合として多い。

ですので、1曲叩き切ることを考えると、割合として多いビートから優先的に叩けるようにしよう⁉︎ということです。

ビートとフィルのどちらが偉い・偉くないの話ではないですし、フィルを叩くことや練習することは上達する上で見当違いで悪いことという話ではありません。

フィルによってその曲が印象付いたり、ドラマチックなものになったりしますし、一緒にプレイしているメンバーへのセクションの変わり目等の合図にもなります。

このことを説明をせずに、「ビートが重要だからビートの練習をとにかくしろ!1曲の中の比率を考えれば、どちらが重要かわかるだろ⁉︎」というような言い方を教える側がしてしまうと、「ビート=正義」「フィル=悪」という間違った解釈を生徒がしてしまう場合があります。

特に上手くなりたいという気持ちが強く、先生の言うことを真面目に聞くタイプの生徒は、先生側がカリスマ性出したいために極端な言い方をすると、もちろん受け手の生徒も極端な解釈をしてしまいます。

音楽学校にせよドラムスクールにせよ、無理にカリスマ性を出そうとする先生は必要以上に極端な言い方で説明します。

もちろん、重要度を生徒にしっかり理解してもらうためにそういった言い方をする場合もありますが、それならそれで補足の説明もしっかりとする必要があります。

という具合に、僕は音楽学校の学生の頃に苦い思いをしておりまして、その極端な解釈というのは卒業しても呪縛のように自身に付きまとってしまうので、話が逸れてしまいましたが補足としてお話ししました。

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厄介と感じるのはキックのパターン

さて、今回のテーマの一味違ったビート練習について説明していきますが、ビートを叩く上で苦戦する場面が多いのがキックです。

8ビートで考えた時に手の動きを見てみると、右手はハイハットやライドシンバルを8分音符で刻み、左手は2拍、4拍にスネアのバックビートを叩くというケースが一般的です。

譜面にするとこんな感じです。

手の動きだけだったらシンプルで良いのですが、これに足の動きが加わると一気に難易度が上がりできなくなります。

上の譜面のパターンは王道的なシンプルで比較的やりやすいものですが、キックのパターンによっては難しいものもあります。

16分音符の裏や、素早いダプルを踏むパターンなんかは厄介です。

加えて左足でハットを踏んだり、かかとで8分音符や4分音符でリズムをとるなんてこともできるようにしようとしたら、何が何だかわからなくなってしまうでしょう。

ゆっくりと!部分的に!の先にある練習

前の項目で紹介したような事例が発生した場合、練習方法として提案されるのが「とにかくテンポを落としてゆっくりと」「いきなり全部を叩けるようにするのではなく、1拍や2拍をピックアップして部分的に練習しよう」こういったアドバイスを受けることは多いはずです。

もちろん、こういった練習も必要ですし、これとは別に日頃から基礎練習をやっておくことで実践的なドラムパターンにすぐに対応できるようになるということもあります。

ですが、今回のテーマは一味違ったビート練習ですので、こういったことは一通り練習し課題となるビートがある程度叩けているという人が、さらに質を上げるにはどうしたら良いか?というアドバイスをします。

まだ全然叩けていないという人でも、早くから練習に取り入れても効果はありますので初心者の人もこれから紹介する内容を実践してみてください。

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一応はできているけれど、なんか微妙・・・

課題となる出来るようにしたいビートを練習し、一応は叩けるようになったけれど質が低くてなんか微妙・・・という思いをしたことがドラマーならばあるはずです。

もっとそのビートを叩き続け、反復練習をすれば解決する場合もありますが、それだけでは解決しないケースもあります。

人それぞれ叩けるレベルというのは違いますので、人によっては素人が聴いてもわからない範囲の細かい内容で納得していない部分がある人もいるでしょう。

そして、そのなんか微妙と感じている質が低くなっている原因に多いのが、リズムの微妙なズレです。

一箇所だけキックが遅れているところがあるですとか、スネアのタイミングが微妙にずれているとかが挙げられます。

叩いている時はさほどずれている感覚はないが、録音や録画した音を聴いてみると「あれ?自分の叩いているドラムってこんななの⁉︎」と実際に鳴っているドラムパターンとのギャップに驚くことがほとんどです。

なぜこういったことが起きてしまうかと言いますと、ビートというのはドラムセットだけで考えた場合だいたい3〜4つの音が鳴っているからなんです。

ハイハット+スネア+バスドラムという場合もあるでしょうし、ライド+スネア+バスドラム+左足で踏んでいるハットの音という場合もあるでしょう。

鳴っている楽器が多ければ、それだけ自身の注意力も分散されますし、別の楽器の音によってアラに気付きにくくなる場合があります。

そして、実際には練習時の必需品であるクリックだって聴いているはずです。

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さらにもっと細かいことを言いますと、タイコやシンバルを鳴らすとそれぞれに余韻がありますので、音には様々な長さがあります。

スネア1つ叩いても「タンッ」と鳴りますが、実際は長さというものがあります。

アタック音は一瞬かもしれませんが、シェルやフープ、スナッピーの響いている余韻というものがあります。

バスドラムにしろハイハットにしろ同じです。

共鳴だってしますので、本来叩いていない楽器の音が別の楽器を鳴らすことで共鳴します。

ともなれば、そういった様々な音が入り乱れている中で、自身の叩いているビートを判断していかなくてはならないというわけなんです。

練習方法をレベルアップ⁉︎鳴らすパーツを減らしてみよう!

先ほどの項目でも言いましたが、実際は様々な音が鳴っていますので判断があやふやになってしまうケースが起こります。

その対策として、鳴らすパーツを少なくして練習してみようというのが今回の練習法です。

最終的に鳴らす楽器が多数でも、練習の段階でしたら別に鳴っている楽器を少なくしても良いのです。

 

では、具体的な練習方法を紹介していきます。

今回は、左足を一定のリズムでキープするということを前提として話を進めていきます。

先ずは、「できるようにしたいビートのキックのパターン」+「2拍、4拍のスネアのバックビート」だけでビートを叩いてみてください。

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左足も動かしますので、左足はかかとで8分音符なり4分音符なりでゴーストモーション(かかとだけを動かしてリズムをとる)の動きをしてください。

すると、普段右手のハイハットやライドシンバルの音によって誤魔化されたいたアラを感じることができるでしょう。

グルーヴできるドラマーというのはどこか鳴っているパーツを減らしても、さも何ら変わりなく本来のフレーズを叩いているかのように叩くことができます。

つまり、上記で書いたように右手の動きや音をなくしても、グルーヴしたドラムを叩けるように練習しましょうということです。

加えて、鳴っている音が少なくなりますので、自身の判断もしやすくなるはずです。

これが慣れてきたら次は左手のスネア、右足のキックのパターンはそのままにし、左足のゴーストモーションから実音としてハイハットを踏んで鳴らしてやってみましょう。

パターンは色々ありますので、8分音符、4分音符、8分音符の裏だけ鳴らす等、考えられる自身の使うパターンを全て試してみると良いでしょう。

 

次は、「右手でハイハットorライドシンバル」+「右足でキックのパターン」です。

先ほど叩いていた、左手のスネアは今回はお休みです。

課題のビートを右手でハイハット、右足でバスドラムで鳴らしてみてください。

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もちろん左足も動かしますので、右手でハイハットを叩いている関係上、左足はゴーストモーションで8分音符なり4分音符なりのリズムを取ってください。

それができたら次は、右手でライドシンバルを刻みながら同じく右足でキックを踏んでください。

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左足は右手がライドシンバルになったので、実音として8分音符なり4分音符なり8分音符の裏なりを鳴らして踏んでください。

アクセントとなるスネアの音がなくなったので、綺麗なリズムでキックが踏めているかの判断がしやすくなったはずです。

 

そして最後は本来のパターン通り、四肢を使って叩いてみてください。

鳴らす部分を減らして練習したおかげで、様々な音が鳴っている中でも判断する聴こえ方を自分の中で変えることができるようになったはずです。

鳴らす音を減らして練習する効果として、正確に叩けているかの判断がしやすくなるというのもありますが、複数の音が鳴っている時の聴こえ方や判断力のバリエーションを増やすという効果もあります。

今まで、延々と本来のドラムパターンをそのまま叩く練習しかしたことがないという人は、今回紹介した方法を試してみてください。

自身の欠点が改善されたり、何か気づくことがあるはずです。

 

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