狙った所をヒットできないならばマジックで印をつけてみよう

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Multi Drummerのひろいです。

ドラムを叩く上で意外と見落としがちだけど、重要なことがあります。

それは、自分の狙ったところをスティックで叩くということです。

どこを叩くかは人それぞれ状況によっても変わってくるので、どこを叩かなければならないということはないです。

ですが、叩く位置というのは音色に大きく関わってくるので、自分が求めている音を出すということを考えると狙った所を叩けるというのは重要な要素なのです。

試しにスネアの中央からフープ付近の端の方に向かって叩いてみてください。

同じスネアを叩いていても音が変わっていくことが分かるはずです。

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とりあえず中央付近を叩けるように

先程も言いましたが、叩く位置が変われば音も変わり人それぞれ出したい音も変わるのでどこを叩かなければならないということはないです。

「じゃあどこを叩いても良いんだ!?」となるかもしれませんが、厳密に言うとその状況での自分の出したい音を出すというのが理想なので、その範囲が全てというだけで、どこを叩いても良いのですがそれが自分の出したい音かどうか?ということが重要になってきます。

様々な位置を叩くとしても、狙った所を叩くことができず且つそういったことも意識していない人が意図せずに色々な位置を叩いているのと、狙った所を叩ける能力がありシーンに合わせて自身の求める音を出している人が色々な所を叩くのでは、全然意味が違ってきます。

狙った所を叩ける人ならば良いですが、意外と狙った所を叩くのって難しいです。

ドラムセットというのは様々なタイコやシンバルが組み合わさっている楽器なので、ドラムセットを叩くとなるとタイコ間の移動やシンバルへの移動が発生するからです。

例えばスネア1つを叩くのならばその1点に集中すれば良いですが、ドラムセットとなると状況が変わってくるのです。

叩く音符や曲のテンポによっては高速に移動しないといけないこともあるので、より難易度も上がります。

そうなると叩く位置を変えて音色の変化を操作するどころではなくなってしまいます。

もちろん、最終的にはただ単に叩くだけでなくそういった音色の変化も操作し、ドラムを奏でるということができるようになりたいです。

毎回音色が揃っていることで聴き手に安心感や気持ち良さを感じてもらうために、同じ箇所を常に叩けることも必要です。

とは言っても、どうやったら狙った所を叩けるようにしたら良いんだ?ただ単に意識するだけで良いのか?となるでしょう。

もちろん、意識はするのですが、まずはタイコの中央付近をしっかりと叩けるようにしましょう。

何度も言いますが、出したい音によって叩く位置を変えれば良いので、全てにおいて中央付近を叩く必要もないですし、それが正義というわけでもないです。

人によって聴こえ方は違いますが、中央付近を叩けば音量や音域などバランス良くタイコを鳴らすことができます。

どこを狙って叩くかを意識するという観点においても、真ん中は真ん中しかないです。

これを中心より5cm手前側を叩くした場合、まず中心がどこかを把握してそこから手前側にどれだけずらすかと考えなくてはならないので、意識する要素が2段階になってしまいます。

このことからも、まずは中央付近を安定してしっかり叩けるようにすることで、逆に中央をズラして叩くことができるようになるというわけです。

ちなみに本当のど真ん中を毎回叩くというのは、人間のやることですので不可能に近いです。

なので、あくまで中央付近ということで、中心から半径2cmくらいの範囲を叩けるようにすると良いですね。

目線による錯覚

ここまでの内容を読んでくれた人は、「よし!とりあえずしっかりと中心を叩けるようにしよう」と思ってくれたと思います。

ですが、自分では中央付近を叩けているつもりでも、実際は叩けていないことがあります。

ドラムセットに数種類のタイコをセットすることが多いです。

ワンタム、ワンフロアのセッティングでもスネアも合わせると、スティックで叩くタイコは3つもあります。

それぞれセットしている位置や角度も違います。

そして、その1つ1つはイスに座っている状態からの目線で見ています。

どのタイコも真上から見ているのならば、中心がどこかわかりやすいですが、実際にドラムを叩く場合はイスに座っている目線からセットしたタイコ類を見ることになるので、自分の思っている中心と実際の中心がズレてしまうことがあるのです。

これを知らないと、せっかくの努力の矛先も微妙にズレてしまうことになります。

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マジックでしるしをつけてしまおう

そういった目線による誤差をなくすための1番良い方法が、ヘッドにマジックでしるしをつけてしまうということです。

そんなに大きく書かなくて良いので、自分が分かる程度に「×」や「・」を書いてしまえば良いのです。

このしるしを書く際の注意点ですが、先程も言ったようにイスに座ったドラムを叩く目線で書いてしまうと、せっかく書いたしるし自体が中心からズレてしまうことがあります。

ですので、書く際はしっかりと真上から見て書くようにしましょう。

長めの定規などを使って位置決めをし、下書きをしてから書くようにすると更に失敗を防げます。

もちろん、練習しているスタジオの機材に勝手に書くのはダメなので、自分の機材だけにしましょう。

自分の機材を持っていない人や、スネアは持ち込むけどタム類はスタジオのものという人は、すぐにキレイに剥がせるシールやマスキングテープなんかを小さく貼っても良いですね。

若干のミュートになってしまいますが、ここは練習と割り切る感じです。

僕もいまだに新品のヘッドに交換した時は書きますね。

ちなみに、下記のツイートにもあるように村上ポンタ秀一さんも良い音が鳴るポイントにしるしをつけているそうです。

ポンタさんは、良い音が鳴るポイントにしるしをつけていますので、自分の好みの使用頻度の高い音色が出るポイントがある人は、そちらにしるしを書いても良いですね。

原始的でもとにかく工夫

今回紹介した内容ですが、正直原始的だと思いますし、なんか習いたての子供がやるみたいで恥ずかしいと感じる人もいるでしょう。

ですが、原始的でもちょっと恥ずかしいと感じても、上手くなるためならとにかく工夫をすべきです。

ドラムを叩いたり練習したりする時間て限られている人が多いですし、スタジオを借りて個人練習をするのならお金だって払っているわけです。

練習するということがハードルのある楽器である分、少しでも時間を無駄にせず効率良く練習するために工夫も必要になってきます。

その工夫が練習の質を上げてくれますし、上達に繋がっていきますからね。

頑張っていきましょう。

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