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Multi Drummerのひろいです。
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ドラムの機材を買おう!と思った時に、購入品として代表とされるものが2つあります。
フットペダルとスネアです。
どちらも使用頻度が高く、ドラマーとして自身のキャラクターを表現しやすいアイテムです。
単純に使い慣れた自前のものを持って入れば、安定した演奏のしやすさを得ることができますね。
しかし、思い切ってマイスネアやマイペダルを購入しても、本体だけでは利用するにあたって「これもあった方が良いな!?」という点が出てきます。
そんなわけで、今回はスネア購入の際に同時に購入すべき5つのアイテムを紹介します。
フットペダルに関しては予備知識として、以前下記の記事を書きましたので読んでみてください。
派手でテクニカルなドラムが叩きたかったらツインペダルは必須!?ツインペダルとは?
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テンションボルト
まず1つ目はテンションボルトです。
スタンダードサイズの14インチのスネアの場合でしたら、10テンションor8テンションが一般的です。
トップとボトムのヘッドの張り具合を、片面で10本or8本のテンションボルトで調整していくということです。
ですので、表裏合わせてトータルで20本or16本のテンションボルトが使用されているということになります。
しかしながらこのテンションボルト、案外歪みやすいです。
知らず知らずのうちに微妙に歪んでいたということは、普通に起きます。
テンションボルトが歪むということは、その歪んだボルトはスムーズにラグに入っていきません。
歪んでいるボルトを使っていると、スネア全体の各パーツに悪影響を及ぼします。
他の部位まで歪みが生じてしまうということになるのです。
本来ならスムーズにチューニングキーを使って回せるのに、さほどヘッドを張っていないのにも関わらず、限られたボルトだけやたら回しにくいなと感じたら、テンションボルトの歪みを疑ってください。
ヘッドを張り替える際や買ったばかりのスネアは、一旦ラグから全てのボルトを完全に外して1つ1つボルトが歪んでいないか確認しましょう。
まずは目視で確認し、歪みの疑惑のあるボルトは平らな床で転がしてみてください。
歪みのない正常なボルトならばスムーズに転がりますが、歪んでいるボルトは均等かつ一定のスピードで転がりません。
このような状態を確認したら、テンションボルトを新しいものに交換してください。
ですので新しいスネアを購入した際は、そのスネアに合ったテンションボルトを2〜3本買うのをお勧めします。
スネアを家に持ち帰るまでにどんなことが起こるかわかりませんし、ネットで購入し郵送してもらう場合も手元に届くまでにどんなことが起こるかわかりません。
これは新品・中古に限らずです。
万が一、歪んでいるテンションボルトがあったら、替えを持っていない場合はまた楽器店に行かなくてはならないので面倒です。
国内カタログ未掲載の@PearlDrumCorp のアルミシェルのスネアを中古で購入🥁
自宅に戻りメンテナンスや諸々の調整をしていると、テンションボルトの歪みを発見❗
新品のボルトのストックを切らしていたことに気付き、近場の楽器店へ向かっています🚃
スネア購入の際は予備ボルトの購入もお忘れなく。 pic.twitter.com/Fm4VIkWexe— ひろい Drummer (@_hiroiroiro_) 2018年2月6日
在庫がない場合もありますので、取り寄せまでに時間がかかりますし、ネットから注文しても届くまでに時間はかかります。
ちなみに、都内在住の僕の場合サウンドハウスさんから必要機材を購入すると、対応が早くすぐに届きますので助かっています。
各楽器や機材が安く販売されていますのでオススメですよ。
格安楽器通販サイトのサウンドハウス
買おうと思っているスネアに使用されているテンションボルトを、事前に注文しておくというのも良いですね。
また、ボルトの歪みがなかったとしても、何をきっかけにいつボルトが歪んでしまうのかわからないの、すぐに使わなくてもストックとして所有しておきましょう。
ストックとして持っておくのをお勧めします。
ボトムヘッド
2つ目はボトムヘッドです。
スネアの裏側のスナッピーが触れる部分のヘッドで、表裏の区別として裏側はスネアサイドとも呼ばれます。
ちなみに、打面側(表側)はバターサイドと言います。
ヘッドやフープ購入の際にどちらが表裏か迷わないように、頭の片隅に入れておきましょう。
では、なぜボトム側のヘッドを同時に購入した方が良いかというと、ボトムヘッドは薄いからです。
薄いということは破れやすいということです。
薄いとはいえ、打面側とは違い基本的には直接叩かないので、破れなさそうな気がしますが破れてしまうんです。
よくあるケースとしては、ボトムヘッドのチューニングや張りが弱いためにヘッドを張っている最中に破れてしまうというケースが挙げられます。
極端にハイピッチにしすぎたり、そこまでピッチを上げていなくても張り方が悪い場合は、破れてしまうことが多いです。
僕も機材のことなんて何もわからない時期に、購入したばかりのスネアのボトムヘッドを買った初日に破ってしまった経験があります。
張りが弱いなと思いピッチを上げていったら、パンッと破れてしまったんです。
ドラムの機材をあれこれいじりだして間もない時期は、このようにボトムヘッドを張っていたら破ってしまったという経験をしがちです。
しかし、むしろこの経験は1回はした方が良いです。
実際にあのヘッドを破ってしまったという経験をすることで、スネアのボトムヘッドが薄く破れやすいということを身をもって感じることができます。
もし破ってしまっても、落ち込むことはありません。
勉強させてもらったと思い、結局のところ消耗品ですので新しいヘッドに張り替えれば良いのですから。
新しいヘッドの張替えだって勉強ですからね。
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そして、先ほども言いましたがヘッドも消耗品ですので、使用している際に破れてしまうということももちろんあります。
直接叩いているわけでもないのになぜか?というと、スネアのボトムヘッドにはスナッピーが貼り付きます。
あの細い金属がウネウネとなっているものが、スナッピーをオンにすればある程度の圧力でボトムヘッドに押さえつけられているわけです。
ある程度使用したスネアのボトムヘッドを見てみると、ヘッドにスナッピーの跡が付いていますよ。
スネアを叩けばもちろんヘッドもスナッピーも振動しますので、それだけ力も加わります。
そういった状態が続きますので、最終的には直接叩いていなくてもボトムヘッドは破れてしまうのです。
そういったこともありますので、予備のボトムヘッドは持っていた方が良いですね。
買ったばかりのスネアのヘッドが破れてしまっては、張り替えるまでは本来のスネアの音として鳴らすことができないですからね。
チューニングキー
3つ目はチューニングキーです。
これはスネアの場合は主にテンションボルトを締める際に使用されますし、その他のペダル等の機材の調整にもかなり使われるドラマー必須のアイテムです。
これがないとチューニングやヘッドの張替えができないので、持っておきましょう。
メーカーによっては、新品のスネアを購入した場合は付属されている場合もありますが、中古品の場合はほぼ付属されてこないです。
チューニングキーは小さいのでなくしやすいということもあります。
予備として複数持っていても良いですし、チューニング時に複数のチューニングキーを使う人もいます。
ちなみに僕はチューニングの際はチューニングキーを2つ使うことが多いので、予備や取り出しやすさも兼ねてスタジオ含めドラムを叩く現場に行く際は5〜6個のチューニングキーを様々なところに忍ばせて持って行きます。
このことからもチューニングキーは複数持っていた方が便利ですので、スネア購入時にチューンングキーが付属されているいないに関わらず、所有している数が少ない場合は一緒に購入した方が良いですね。
価格も安価なものから高価なものまでありますが、安いもので全然大丈夫ですので複数持つことをお勧めします。
ただ、最低でも2つは同じ種類のチューニングキーで揃えた方が良いです。
理由としては、両手にチューニングキーを持って両方の手を使ってチューニングする場合は、なるべく左右の手の感触を同じにした方がチューニングがしやすいですし、精度が上がりますからね。
スナッピーコード
4つ目はスナッピーコードです。
スナッピーコードとはスナッピーの両端にあるスナッピーを取り付ける部分のことです。
材質も色々ありまして、紐やフィルムやワイヤーなんかが使われています。
これらはスナッピーの着脱を繰り返すと、どんどん消耗していきます。
ボトムヘッドを交換する際にはスナッピーを取り外さなければできません。
取り外すということは、また取り付けをしなくてはいけません。
取り付けをする際も、思った位置に取り付けができなかったということは頻繁に起こりますので、着脱の回数というのは多いのです。
そうなるとスナッピーコードも消耗し、切れてしまうということになるのです。
もちろん、消耗品ですので切れるのは当たり前です。
そんな時にすぐに新しいものと交換できるように、予備のスナッピーコードを持っておくと良いですね。
ハードケース
最後に5個目のアイテムはハードケースです。
これは自身のスネアを守るために、かなり重要になってきます。
スネアドラム1つ買うにしても新品・中古に限らず数万円から高いものでは十数万円の支払いをしてスネアを手に入れます。
そんな高価な買い物をして手に入れたスネアドラムですので、大切に大切に守りたいものです。
特に危険がつきまとうのは移動の時です。
練習やリハーサルのためのスタジオに向かう際や、ライブ本番の会場に向かう際です。
移動手段は車や電車と様々ありますが、何にせよ各々それなりに現場までの距離があるでしょう。
そうなってくると、各機材をケースに入れて運ぶことになるのですがスネアドラムは何に入れて運んでいるでしょうか?
特に新品でスネアを購入した場合は、専用のソフトケースも付属されることが多いです。
肩掛け用のベルトもついていますし、なんせ無料のオプション品として手に入れていますので得をした気分ですね。
次に考えられるのが、セミハードケースです。
ソフトケースではあまりに脆いなと思い、新しくケースを購入しようと考えます。
そこで目につくのが、値段的にもリーズナブルで肩にかけれて外からの衝撃にも耐えやすいものがセミハードケース。
このセミハードケースを使っているドラマーさんもとても多いですね。
しかし、断言しますが、スネアのこと考えるのならば100%ハードケースが良いです。
なんせ、外部からの衝撃をどのタイプのケースよりも守ってくれるのですから。
ソフトケースにしろセミハードケースにしろこの2種はやっぱり柔らかさがあるんです。
そうなってくると、中に入っているスネアにダメージを与えてしまいます。
ここまでに説明してきたテンションボルトの歪みや、薄いボトムヘッドに傷がついてしまったり、スナッピーだって歪んでしまうこともあります。
最悪の場合、シェルが歪んでしまうなんてことにも繋がります。
こういったことを限りなく防いでくれるのがハードケースです。
もちろんハードケースに入れたとしてもケース内の隙間はありますので、使用する際にちょっとした手間をかけてあげるとより良いです。
ケース内の内側にクッション性のあるシートを敷いたり、梱包用のプチプチを敷いたりしてケース内でスネアが動いても側面に当たるダメージを軽減する工夫を自分なりにすると良いですね。
これもあるとさらに良い
今まで紹介した5種のアイテムの他に、これもあったらさらに良いというアイテムをいくつか紹介します。
まず1つ目が機材を乗せるカートです。
先ほど紹介したハードケースですが、持ち運ぶ方法としては、取っ手を手で持つということしか出来ないものがほとんどです。
ソフトケースやセミハードケースの場合でしたら、肩にかけれる仕様になっていることが多いですが、ハードケースはそのような仕様になっていないことが多いです。
車移動ができるドラマーさんならば特に関係ないことですが、徒歩や電車移動メインのドラマーさんには大きく関わってくることです。
自前のスネアを持ち込むくらいならば、ペダルだって持ち込みたくなるでしょうし、現に自分の機材としてその2つを持ち込むドラマーは多いです。
そうなってくると、やはりカートがあった方が移動が楽になってきます。
スネアやペダル以外にも、可能な範囲で必要機材を積むことができるので、自分の理想のセッティングに近づけられますしね。
もちろん、固定のためのフック付きのゴム紐も購入しましょうね。
2〜3本は購入し、機材がばらけてしまわないようにしっかりと固定しましょう。
音色に変化をつけるための、あるとさらに良いアイテムも簡単に紹介します。
先ずは、トップヘッドです。
すでにボトムヘッドはスネアと一緒に購入した方が良いという紹介をしましたが、余裕があればトップヘッドも別に購入するとさらに良いです。
ボトムヘッドに関しては予備として標準的なものをとりあえず購入すれば良いですが、トップヘッドは音色の違いを体感するために、もう1つ別の種類のヘッドを購入すること良いです。
もちろん、トップヘッドも消耗品ですので破れた時の予備にもなりますしね。
トップヘッドのTHEスタンダードは、コーテッドアンバサダーというヘッドです。
標準的な厚さで、スネア本来のオープンな鳴りを引き出すことができます。
新品のスネアを購入した場合、打面ヘッドとして張られているのはこのヘッドが多いです。
それに対して、同じくスタンダードではあるのですが、上記のアンバサダーに比べて厚みがあり少しパワフルなヘッドとしてコーテッドエンペラーというタイプもあります。
たまに、こちらが購入した初期の状態で張られているモデルのスネアもあります。
他にも色々な種類のヘッドが販売されていますが、とりあえずはこのスタンダードな2種の違いを体感してみることをお勧めします。
僕個人としては基本手にはアンバサダーをメインに使用し、スネアのキャラクターや求める音色によってエンペラーを使うという使い分けをしています。
ですので、最初に張られているヘッドがアンバサダーであった場合は別途エンペラーを購入し、最初からエンペラーが張られている場合はアンバサダーを購入すると良いですね。
もちろん、それ以外のヘッドが初期段階で張られている場合もありますので、その場合はよりスタンダードなアンバサダーを購入することをお勧めします。
続いてはスナッピーです。
スナッピーも様々な種類のものが販売されていますが、大きく分けてワイヤーの数が20本のものと42本のものがあります。
20本をスタンダードな本数とすると、それよりもスナッピーの鳴りを強調した本数の多い42本のモデルもあるということです。
スナッピーの鳴りを強調した42本に比べて、20本の方は胴鳴りを活かすタイプという感じですね。
もちろん、それ以外の本数のものもありますが、とりあえずはこの2種を使ってみてキャラクターの違いや現時点での自分の好みを体感してみると良いです。
スナッピーもワイヤーが切れてしまったり、保存状態によってはワイヤーが歪んでしまったりと、それが影響して交換しなくてはならない場合が出てくる消耗品ですので、予備にもなるので別途持っていた方が良いですね。
トップヘッドの時と同じように、最初から取り付けられているタイプと逆のものを別途購入して、キャラクターの違いを感じてみましょう。
最後にフープです。
フープも大きく分けるとプレスフープとダイキャストフープに別れまして、キャラクターがそれぞれ違います。
オープンな音色のプレスフープと、音の輪郭がはっきりとするダイキャストフープという感じです。
こちらもトップヘッドやスナッピーと同じように、最初から取り付けられているタイプとは逆のものを別途購入すると良いですが、特に使用頻度の高いオープンリムショットをした際に影響の出やすい、トップ側のフープは2種類試すようにすると良いですね。
もちろん、余裕があるのならば、トップ・ボトム共に初期装備のものとは違うタイプを購入すると良いですし、トップとボトムをそれぞれ違う組み合わせにして音の違いや自分の好みを探してみるのとより勉強になります。
その他にも、ドラムを始めるにあたって用意しておいた方が良いアイテムをまとめた記事もありますので、読んでみてください。
初期投資が少ない!?ドラムを始めたいと思った時に初心者が用意する4つのもの
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