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Multi Drummerのひろいです。
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ドラムを叩いとこがある人ならば、ドラムの演奏は手だけではなく足も使って演奏するということは知っているでしょう。
これからドラムを始めてみようと思っている人や最近ドラムに興味が出てきたという人にとっては「え?足も使うの?」と思ったはずです。
そんな人はこちらの記事をまずは読んでみてください。
ドラムをやってみようと思った人へ!ドラムって足も使ってるんですよ!?︎
ドラム演奏において重要になってくることの1つに、ペダルを踏んでバスドラムを鳴らすということがあります。
そして、その際に使用するペダルというのは大きく分けて2つあります。
シングルペダルとツインペダルです。
ドラムを始めたばかりの初心者の人の中には、シングルペダルは知っているけどツインペダルって何?と思った人もいるでしょう。
そんなわけで今回はツインペダルの解説を簡単にしたいと思います。
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まずはシングルペダル
では、まずはツインペダルの説明をする前に簡単にシングルペダルの説明をします。
右足側のメインでバスドラムを鳴らすペダルというのは、バスドラムのフープに直接取り付けます。
シングルペダルというのは、そのバスドラムに取り付けた本体には足を直接乗せるフットボードと、そのフットボードを踏み込むことによって動くビーターが1つずつ付いているものを言います。
Pearl ELIMINATOR DEMON DRIVE P-3000D シングルペダル | ||||
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ビーターとは手で言うところのスティックみたいなもので、バスドラムの打面に当ててバスドラムを鳴らす、フェルトやプラスチックなどでできた球体のような形をした部分と、そこから伸びているシャフトも含めてビーターと呼びます。
DANMAR ダンマー ドラム ビーター DM-206【国内正規品】 | ||||
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練習スタジオなんかに置いてあるドラムセットに備え付けられているものは、大抵シングルペダルだったりもしますね。
中学や高校の音楽室や軽音楽部の部室の置いてあるドラムセットも、シングルペダルが多いのではないでしょうか。
ドラム演奏において過不足のないスタンダードなバスドラム用のペダルですね。
今回は細かな部品の解説はしませんがシングルペダル1つとっても仕様が異なるものがいくつかあり、チェーン式のものやダイレクトドライブのもの、ベルトドライブのものやカムの形状の違いなど、パーツの違いによって特徴が異なります。
ペダル購入の際は、自分のお気に入りのメーカーのカタログやサイトを見てどんな違いのものが発売されているかを調べておくと良いですよ。
以下の3つが国内で使用率の高いメーカーでしょうか。
ちなみに格安の楽器通販サイトであるサウンドハウスさんで探し、購入すると出費を軽減させられて良いですよ。
どんなプレイにも対応できるツインペダル
続いてはツインペダルの説明です。
ツインペダルはシングルペダルとは違い左足側にもペダルがあり、それが右足側の本体とシャフトで繋がっているというのが大きな特徴です。
まず、右足側のバスドラムに直接取り付けるメインのペダルですが、取り付け方はシングルペダル同様にバスドラムのフープに取り付けます。
右足を乗せるフットボードも1つです。
しかし、シングルペダルと違うのはビーターが2つ付いているということです。
Pearl ELIMINATOR DEMON (Direct Drive) ダブル ドラムペダル (ツインペダル・コンプリートセット) P-3002D | ||||
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1つのバスドラムを2つのビーターを使って鳴らすということですね。
バスドラムの中心辺りをヒットするように2つ横並びにビーターが設置されるわけですが、右側のビーターは右足側のペダルを踏み込むことで動きます。
この原理はシングルペダルと同じですね。
では、左足のビーターはどうやって動かすのかと言いますと、シングルペダルにはない右足側とシャフトで繋がっている左足側のペダルを踏むことで動きます。
ちなみに左足側のペダルをスレイブペダルと呼びます。
このスレイブペダルはバスドラムには直接つながっておらず、踏み込むことでシャフトを伝って右足側のメインのペダルに付いている左側のビーターが動いて音を鳴らすということです。
ちなみに、スレイブペダルはハイハットのペダルの内側(ドラマー側から見てハイハットペダルの右側)に配置することが一般的です。
そのために三つ足のハイハットスタンドの場合は、足を回転させてスレイブペダルを配置しやすくします。
足が2つのハイハットスタンドもありまして、その場合は特に足を動かす必要もなく左側にも何かペダルを置くことができます。
左側にクラーベやカウベルを設置し、ペダルを踏んで鳴らすという奏法をするドラマーもいますね⁉︎
つまり左足だけで3つのペダルを操作するわけです。
国内のドラマーさんですと、神保彰さんが左足でクラーベを操作することで有名ですね。
神保彰ホームページ
ちなみに自身のペダルとしてツインペダルを持っている場合、シャフトの長さを決めておけばハイハットスタンドの配置の距離感が一定になるのでハイハットのセッティングはしやすくなりますね。
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スレイブペダルは動きやすい
ちなみに、スレイブ側のペダルは踏み込むにつれてペダル自体が動いてしまいやすいので、ドラムマットとしてゴム製のマットを敷いている場合でしたら、ペダルの裏面を見るとアンダープレートの下から釘のようなストッパーを出すことができるので、動かないように適度にストッパーを出すようにしましょう。
それでも動いてしまう場合や、ライブ本番でもしものことがあっては心配だという時は、ガムテープも使ってマットに固定するという方法をとると良いです。
ライブやレコーディングの時、下がゴム製のマットの場合はセッティングを決めたらハイハットのペダルとツインペダルのスレイブ側はガムテープで固定した方が安心ですね。
ライブやレコーディング時に一番良いのはセッティングが完璧に完了したら、スネアやシンバルのスタンド類、バスドラムの脚(スパー)も時間があればガムテープで固定した方が良いです。
また、場合によってはゴム製のマットではなくじゅうたんの上にドラムをセットする場合や、敷物としてじゅうたんを使う人はペダルの裏面はゴム製になっていることもあり、その場合はストッパーを出したりガムテープで固定しなくても大丈夫だったりします。
そのままでも動きにくいですが、マジックテープを使うとより固定力が高まります。
マジックテープの場合は慣れていないと、微調整がしにくいのでそこは少しデメリットですね。
ツーバスとツインペダル
ツーバスというセッティングを知っているでしょうか?
スタンダードなセッティングですとバスドラムは右足側に1つというセッティングになります。
これをワンバスセッティングと言います。
しかし、中には左足側にもバスドラムをセットした、合計2個のバスドラムをセッティングしたセットを見たこともあると思います。
ジャンル的にはハードロックやヘビーメタルのドラマーさんに多いセッティングですが、これはドラマーの好みもあるのでポップスをメインにやっているドラマーさんでもこのセッティングをしている人もいます。
このバスドラムを左右の足にセットしたセティングを、ツーバスセッティングと言います。
このツーバスセッティングの特徴となるのが、左右の足でバスドラムを踏めるので片足だけではできないような高速なキックの連打ができるようになります。
交互に踏み続けて長い時間バスドラムの連打を鳴らすこともできますし、瞬間的に2打3打と細かい高速な音符をバスドラムで入れることもできます。
例えば手でスネアを2打、足でバスドラムを2打というフレーズを叩くとします。
①「右手→左手→右足→右足」
と繰り返す場合と、
②「右手→左手→右足→左足」
という場合では、スピードの限界に差がでてきます。
シングルペダルの場合でしたら①のパターンしかできませんが、ツーバスの場合でしたら①も②もどちらのパターンでもできます。
また、連打の音量の差もテンポが上がるにつれてでてきます。
先ほどのフレーズの場合、ゆっくりなテンポならば①でも②でもほぼ同じ音量でプレイすることができますが、テンポを速くしていくにつれて①の場合はキックの音が弱くなっていきます。
ですので、音圧がしっかりとありハッキリした音として聴かせたい場合は、②のコンビネーションを使った方が良いということになります。
勘違いしてほしくないのはこれはどちらが良い悪いではなく、自分の出したいニュアンスで使い分けるということが重要です。
さりげなくキックのダブルを入れたい場合は片足でのダブルの方が良い場合もありますし、テンポによっては片足だけでやった方がやりやすい場合もありますからね。
こういった点がツーバスセッティングの魅力の1つなのですが、これと同じことをツインペダルを使うことでできるのです。
ツーバスセッティングの魅力として大きなバスドラムが2つありますので、見た目的な迫力があります。
しかし、正直このセッティングをするのって大変なんです。
単純に考えてもう1つバスドラムを持ち込まなければならないですし、連打の音色を揃えるとなると、チューニングも左右のバスドラムを同じにしなくてはなりません。
迫力のある見た目という大きなメリットはありますが、なかなか実現させるにはハードルが高いというのが現実です。
しかし、ツインペダルを使えば鳴らすバスドラムは1つなので、ツインペダルさえ持ち込んでしまえばツーバスのようにドコドコとバスドラムの連打ができるわけです。
ドラマーさんの中には、ツーバスセッティングのあの威圧感があまり好きではないけどドコドコとバスドラムの連打をしたいという人もいるかと思いますので、そういった場合にもツインペダルは適していますね。
左足が忙しくなることと注意点
当たり前のことですが、ツインペダルやツーバスのセッティングにするということは左足でもバスドラムを鳴らすということになりますので、ハイハットのペダルとスレイブペダルを行き来することになり忙しくなります。
そこでやりがちなのが、スレイブペダルに足を乗せたままにするという行動です。
乗せたままにすることは悪いことではないのですが、乗せ方に注意が必要です。
ツインペダルを絡めたビートを自分が叩いてるとイメージしてください。
そのビートは右手でライドシンバルを刻んでいるとします。
ツインペダルのフレーズとしては小節内で、所々に2連打や3連打が入ってくる程度としましょう。
ドコドコと踏み続けているわけではありません。
その場合、左足がスレイブ側に足を乗せキックを踏むまで待機をしている状態になるケースが多いですが、待機の仕方に注意が必要です。
待機をしているときに、スレイブペダルを踏み込んだままで左側のビーターをバスドラムに押し付けた状態でいると、右足だけでキックを踏んでいるときのバスドラムの音色が変わってしまいます。
左側のビーターを押し付けていることで、バスドラムをミュートしていることになるのです。
もちろんあえてミュートした音色を出すためにそうしているのならばそれで良いですが、そういった意図がないのなら細かいことですがちょっとした音色の変化にもこだわった方が良いですね。
ツーバスのセッティングならば左足でビーターを押し込んだままにしていても、右足側のバスドラムの音色に影響はありませんが、ツインペダルの場合はちょっとした配慮が必要になってきます。
まとめ
今回は簡単にでしたがツインペダルについて解説しました。
僕もドラムを始めたばかりの中学生の時は、ツインペダルの存在なんて一切知りませんでした。
シングルペダルとツインペダル、はたまたツーバスのセッティングのどれを使おうと優劣はありません。
もちろんできることの幅は変わってきますが、一番重要なのは自分がどんなプレイをしたいかということで使う道具を決めれば良いということです。
色々なことができるようになりたい、どんなことでも対応できるようにしておきたいというのであればツインペダルをとりあえず買っておくという選択が良いと個人的には感じています。
Pearl ELIMINATOR DEMON (Direct Drive) ダブル ドラムペダル (ツインペダル・コンプリートセット) P-3002D | ||||
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