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Multi Drummerのひろいです。
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前々からやってみようと思っていたことをやってみました。
ドラムにおいての縛りプレイです。
ゲームでもありますよね!?縛りプレイ。
それをドラムにも当てはめて演奏してみようと思ったわけです。
縛りプレイ。あれってかなりのトレーニングになると思うんですよね。
ナイフだけでゾンビを倒し、ボスまで倒して全面クリアしてしまう。
これってかなりの難易度ですし、これを成し遂げられたのならば相当なゲームのテクニックを会得しているはずです。
もちろん、チャレンジした初めは全然歯が立たず、「おいおい、なんだよこの難しさは!」とあまりの難易度の高さに笑えてきたでしょう。
なんせ、ただのゾンビを倒すにしても、頻繁にハーブや緊急スプレーを使ったにも関わらず結局やられてしまうんですから・・・
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しかし、試行錯誤しその条件下でのプレイに慣れていくと、そこに楽しさを感じてきます。
加えて、その条件下でスムーズにプレイできるようになると、単純に技術も上がっています。
そこで僕は、これをドラムにも当てはめてみようと思ったわけです。
一味違った練習や創作においての捉え方ができますし、今まで気付かなかった粗も目立ち、新しい発見がたくさんあります。
実際にやってみると本当に難しいです。
試しに自分の中で様々な縛りを設けて、こんな動画を撮ってみたのでご覧ください。
まず、ベーシックとなっているのは、ある1つのテーマを演奏しつつその合間にアドリブでフレーズを入れていきます。
ドラムソロと捉えることもできますし、ドラムのみの楽曲と捉えることもできます。
そこに縛りの要素を加えていきます。
今回の縛りとしては、
- テンポは一定
- 使う楽器はスネアのみ
- クローズドリムショットは使わない
- 3連系の音符は使わない
という縛りを設けました。(テンポ感を示すためにハイハットは例外として4分音符で踏んでいます)
やってみた感想や反省は色々あるのですが、まず1番に感じたのは楽器1つだとダイナミクスレンジに幅を持たせるのが難しいということ。
普段ならキックやシンバルも利用できますので、音圧、音量、音質、音色という様々な要素からダイナミクスに幅を持たせることができます。
しかし、今回は使える楽器はスネアだけ。
撮影した動画を見返してダイナミクスレンジの狭さに驚きました。
もちろん、縛りを設けるというのは初めてのことでしたので演奏として縮こまってしまった部分はありますが、こんなにも単調なものになってしまうのか!?と驚きましたね。
もっとレンジに幅を持たせる意識を持って叩かないといけないと感じました。
楽器1つだけでも幅の広いダイナミクスレンジを持って演奏できれば、ドラムセット全体となった場合はその力がさらに増しますので、セット全体で叩くことにもこの心がけが活きてきますし表現力の幅に繋がります。
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そして、もう1つ大きく感じたのはフレーズの幅が狭くなるということです。
もちろん、縛りを設けて叩いているので叩けるフレーズにも制限が出てくるのですが、普段は足も一緒に使っているために足を動かした流れでなんらかの手のフレーズを叩くというパターンが身についていたり、手足のコンビネーションフレーズも使うことが多いため、スネアだけとなるといつも叩いていることも無意識のうちでは全然出てきません。
状況としては稀なケースではありますが、限られた状況下でも自身が納得できる最大限のプレイをするには、日頃からこういったトレーニングを積みながらアプローチの方法を自分なりに考えていくことが重要になってきますね。
サウンドとしては、まとまった自分好みの音を作れているのですが、スナッピーが少しだけルーズだったなという点が1つ気になりました。
でも、生で聴くと良いバランスなんですよ。
しかし、マイクで録ると生音とのギャップというのが生まれてきます。
マイクの性質、叩いている部屋や会場の影響もあるので、ギャップの割合というのを一概に決めることはできません。
実際は録った音を確認し微調整していくのですが、今回のように瞬発的に録画していく場合のために、なるべくそのギャップの割合を正確に考慮できればなと思います。
もちろん、セット全体となるとまたバランスが変わってくる部分もあるので、そこも含めての状況判断ということも必要になってきます。
反省点をいくつか挙げましたが、それとは逆に良かった点もありますので、良かった点は精度を落とさずより質を上げていけるように精進していけるようにという感じです。
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