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Multi Drummerのひろいです。
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先日、久々にスネアを購入しました。
PearlのSensiTone 12mm Beaded Seamless Aluminumです。
国内カタログ未掲載の海外モデルのスネアとなっていまして、日本にはあまり出回っておりません。
しかし、たまたま楽器店のサイトに掲載されていたため、中古のものを購入しました。
中古のものはあまり買わないのですが、前々からほしいと思っていたスネアですので、中古ですが買っちゃおうと思い切ったわけです。
都内の楽器店で取り扱っていたため、念のため試奏をしに行きましたが、見た目的には使用感はさほどなくキレイな見た目をしていました。
一通りざっとですがハイピッチからローピッチまで音の具合を確認し、ま〜現段階で悪くはないと感じたので予定通り購入。
正直、購入した後に全てばらして細かなメンテナンスや調整をしますので、それだけで音が劇的に変わります。
ヘッド、フープ、スナッピーなんかも色々と試してそのスネアに求めている仕様に変えていきますので、試奏段階の音はそのスネアのほんの少しの表情の一部を確認することしかできません。
なので、試奏して得られる情報としては、なんとなくのそのスネアの雰囲気と大きな欠陥がないかのチェックくらいしか、実際のところはできないんですよね。
正直、そのスネアのルックスや使われている材質、カタログの説明文、口コミなどから判断して自分が「このスネアほしい!」と音を聴いていなくても強く思うならば、試奏せずに通販サイトから購入しても全然良いと思います。
僕もそういった買い方をしたことがありますが、何も問題なくそのスネアを何年も使っています。
新品の商品ならば壊れていたり不具合があるという確率はかなり減りますし、初期不良があるようでしたら購入先へ返品や交換の要望を出せば良いですからね。
もちろん返品や交換の対応がどうなるのかを、事前に購入先のホームページで確認してから購入しましょうね。
サウンドハウスさんは格安で様々な楽器を売っていますので、インターネットからの購入の際オススメですよ
格安楽器通販サイトのサウンドハウス
他の楽器店のサイトでもネットからの購入ができるので、自分が求めている楽器があるかチェックしてみるのも良いでしょう。
しかしながら、今回僕が買ったスネアは中古品です。
中古品の場合は、できることなら現物を見て触ったほうが良いです。
どんな状態でも無条件にこのスネアが欲しいというのならばネットから注文しても良いですが、スネアというのは色々なパーツが合わさっている楽器ですので、中古の場合こんな状態なら買わなかったというケースも出てきますからね。
しかし、色々なパーツが組み合わさっているからこそ、届いた商品に不具合を発見してもパーツを交換すれば問題ないというケースもあります。
そこも考慮すると、試奏せずにネットから中古のスネアを購入するのもありということになってきますね。
加えて、試奏したからといって完璧に大丈夫というわけではありません。
先ほども言いましたが、スネアは細かなパーツが色々と合わさっている楽器ですし、試奏の段階で全ばらしにしてパーツ1つ1つをチェックしていくというのもなかなかできません。
そうなると、試奏の段階では問題なくても、実は微妙な不具合が潜んでいたというケースが出てくるのです。
そして、今回僕が購入した中古スネアはこれに該当したわけです。
では、どういったことが起きたかを説明していきます。
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隠れた不具合としてあったのは、小さな不具合が1つと大きな不具合が1つありました。
まず、小さな不具合からですが、楽器店で今回買ったスネアを購入し自宅に帰ってメンテナンスや諸々の調整をするために、いったん全てスネアをばらします。
もちろんチューニングも1からしていきます。
その段階で気付いたのが、テンションボルトが1つ微妙に歪んでいたということです。
しかし、テンションボルトというのは結構歪みやすいものですので、これに関しては単純にボルトを交換すれば良いので問題ありません。
ただ家にテンションボルトのストックがなかったので、また近場(と言っても電車移動)の楽器店まで在庫確認の電話をし買いに行くはめになりましたが・・・
新品・中古に関わらずスネア購入の際は、1〜2本そのスネアのサイズに合ったテンションボルトを購入することをお勧めします。
この段階で発見できたのは、テンションボルトが1つ微妙歪んでいるということだけでした。
これだけで済んでくれれば良いのですが、ここから叩ける状態に組んでいきながら他に不具合がないか確認していきます。
作業を進めて行くと、また不具合を見つけました。
ボトムヘッドを張る際に、1箇所だけ極端にテンションがかからない部分があり、均等に締めているにも関わらずそこだけヘッドがベコベコと圧力がかかっていない状態になっています。
もちろん、そのままヘッド全体にテンションを加えていけば、次第にヘッドは伸びていくのでその不具合はわからなくなります。
売られていたのはこの状態でした。
試奏の段階でそこまで大きくボトムヘッドのピッチを変えませんでしたので、気付かなかったんです。
ま〜ここに関しても、元々張られていたヘッドが使えるようならそのまま使おうと思っていましたが、前使用者がどういった張り方をしているかわからないので、新品のヘッドに交換しなければならない可能性もすごく高いため期待はしていません。
あ〜、ヘッドに変な癖がついていたか・・・と新しいものに交換しましたが、新品のヘッドに交換しても同じ現象が起こります。
交換可能なものから可能性を潰していきますので、次はフープを別のものに変えて試して見ます。
しかし、フープを変えても同じ現象が起こります。
最悪の事態です・・・
おいおい、シェルが歪んでいるってことじゃないか・・・
もう1度じっくりとシェルを確認したところ、ボトム側のエッジの1部が本当に微妙に歪んでいます。
ヘッドやフープを別のもに交換しここまで可能性を絞ったという条件のもと、じっくりと確認しないとわからないレベルです。
加えてスネアベッドの付近ということもあり、歪みとしては微妙ですがその歪みの影響が増しているという状態です。
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原因はわかりました。
スネアを細部まで色々といじる人にとっては、大きな不具合です。
これも含めて中古品ですので、返品はできないかと思います。(問い合わせてないのでわかりませんが)
なので、また売るという選択肢もあるのですが、元々は他の人の所にあったスネアとはいえ、せっかく僕のところへやってきたスネアです。
この不具合を踏まえた上で、僕の調整やチューニングで欠点を補いながら大事に使っていきたいと思います。
実際にチューニング時にピッチを整えるのは難しいです。
ま〜ちょっと時間をかけてやれば、ピッチを整えることができましたのでとりあえずは大丈夫です。
しかし、ボトムヘッドのテンションのレンジは狭くなりますね。
ある程度張らないとヘッドが綺麗に伸びてくれないので、ボトムヘッドに関してはローピッチ寄りにできない感じです。
ま〜、ミディアムから上の張り具合なら大丈夫ですので、問題ないといえば問題ないんですけどね。
シェルの材質や張っているヘッドの特徴もあって少し控えめですが、まとまった良い音になりました。
iPhoneで撮影したものですが、ちょっと試し叩きをしている動画を撮影してみましたのでご覧ください。
先日買ったアルミシェルのスネア🥁
中古だったので不具合もありましたが、とりあえず自分の好きな音に仕上げました✨
サイドにあるのは、普段メインで使っているブラスのスネアです🥁@remopercussion @PaisteNation @vicfirth @PearlDrumCorp @pearl_drum #drum #ドラム pic.twitter.com/9BScYTTBai— ひろい Drummer (@_hiroiroiro_) 2018年2月9日
今までスネアは新品のものしか買ったことがなかったので大きな不具合もなかったんですが、今回は色々と勉強になりました。
チューニングはちょっと大変ですが、このスネアには勉強させてもらったので感謝ですね。
最後に、個人的な教訓や今後NEWスネア購入の際の心得をまとめてみたいと思います。
まずはじめに、どうしてものことがない限りはスネアは新品を買うということ。
もちろん新品でも初期不良というものがありますので完璧ではありませんが、不具合のある可能性を減らすことができます。
新品の値段より中古で安く買ったとしても、色々と交換するためにパーツを買い直すとトータルで新品の値段に近くなっていきます。
ヴィンテージ品や、もう生産が終了していて新品のものは市場に出回っていないということでしたら中古を買うしかないのですが、そうでないのなら新品の方が安全ですね。
次に試奏時のポイントとしては、新品・中古に関わらずボトム・トップ共にテンションボルトを一旦全て緩めてヘッドを1から張り直すということです。
試奏に使う時間はかかってしまいますが、このヘッドの張り直しをている段階でおかしな所があればどこかに不具合が生じているということになります。
その原因がヘッドにあるのか?フープにあるのか?シェルにあるのか?または違う箇所にあるのか?については、見て判断できる場合もありますし、別のものと交換して初めて何が原因だったのかわかるという場合もあります。
どんな状態でも構わないからこのスネアが欲しいという場合は別ですが、ヘッドを張っていく段階で何かしらの違和感を感じたらその個体(スネア)の購入はとりあえず待ったほうが良いですね。
あとは先程も言いましたが、そのスネアに対応しているテンションボルトのストックを持っているのかを確認し、持っていないのならスネア購入時に一緒に買った方が良いですね。
また買いに行くのは面倒ですから。
スネア1台買うにも数万円しますので、決して安くない買い物です。
この記事を参考にし、できるだけ満足のできる買い物をしてください。
自分のスネアが欲しいけど、ドラム歴浅いしヘッド張るとかできないし色々よくわからん!という人は、下記のようなスタンダードでリーズナブルな価格帯のスネアを新品で買うというのが一番無難かと思います。
格安楽器通販サイトのサウンドハウス
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