現在のサウンドの好みと音作りメモ(スネア)

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Multi Drummerのひろいです。

今回の内容はドラムに関するアドバイス的な記事というよりも、僕の個人的な現在のサウンドメイキングのメモになります。

スネアサウンドにおいて、現在の好みだったり重要視している要素は、

・ナチュラル
・オープン
・輪郭

というのが主軸となっている。

1つ1つの項目にプラスαの要素が加わってくるが、大きく分類するとこの3つ。

まず1つ目のナチュラルとはオーガニックとも言い換えができる。

スネアを自然に鳴らし、無添加の音を作るという意味。

これはチューニングによる要素が大きくなるが、基本的には極端にハイピッチなどにはしない。

もちろん、曲によってはあえてそういった音を求める場合もあるので、その時は都度対応。

スネアは各パーツが合わさって形成されているが、各パーツがそれぞれ自然に鳴っていることが好み。

ピッチ的にはそのスネアの特徴にもよるが、ミディアム〜若干ミディアムハイに入ったくらいが個人的には一番好みの音になる。

スナッピーの張り具合も極端に緩くしたり強く締めたりはしないが、スネアの深さによってその度合いは変わる。

この辺りの話は、「オープン」「輪郭」といった要素にも繋がってきますね。

2つ目の要素のオープンについては、まず基本的にはミュートはしない。

もちろん、曲によってはミュートをする場合もあるが、その場合はリングミュートやハンドタオルをクリップでとめるなどのサウンドのキャラクターを変えるためのミュート。

調整のためのミュートはしないようにしている。

そして、ヘッド(特にトップ側)についてはオープンなサウンドが得られ万能かつ王道のコーテッドアンバサダーを一番好んで使っている。

スネアによっては元気のないものもあるので、その場合はコーテッドエンペラーを使うという使い分けもしている。

最近はその中間のアンバサダーXも研究してみたいと思っている。(昔、チューニングのいろはを何もわかっていない若かりし頃に使ったことはあるが、今使うとどんなものか)

なので既にフィルム製のミュートがついているものや、アタックを重視するために中央にドットがついているヘッドは好んでは使っていない。

オープンなサウンドのヘッドは他にもあるが、輪郭という要素に関連することもありコーテッドアンバサダー、場合によってはコーテッドエンペラーを愛用している。

3つ目の要素は輪郭。

音の輪郭がある程度はっきりするということ。

オープンという要素と矛盾する印象を持つ人もいるかもしれないが、オープンに鳴ってくれて余韻があることは全然構わないし不自然に音が途切れることの方が好みではない。

輪郭というのはアタックの際の輪郭ということ。

スネアをヒットした際に輪郭のはっきりした音がし、そのあとに自然な余韻が残るというのが理想ということ。

この要素に大きく貢献してくれるのが、ダイキャストフープ。

鳴りは良いが音がボヤけやすい深胴のスネアには上下ともにダイキャストフープにすると、適度に音を締めてくれて密度のある太い芯のある音になる。

その逆のピッコロのような元々反応の速いタイプのスネアは、トップをダイキャスト、ボトムをプレスフープとするとボトムのプレスフープのおかげで胴鳴りを生かしてくれるのでタイトになりすぎない。

5〜5.5インチくらいの中間的なスネアはシェルの材質等のキャラクターで、フープの組み合わせを判断していく感じにしている。

音が広がりすぎないということについて、トップもヘッドは使い古したものの方が好みだったりもする。

使い古したものを死んだと捉えるか枯れた落ち着いた音と捉えるかは人それぞれですが、僕はこの使い古した音が好きなわけです。

なので、ヘッドは基本的に破れるまで変えません。

もちろん、新品のみずみずしい音も好きなので破れた場合は、新品のヘッドを張りそこからだんだん叩き込んでヘッドを育てていくのが好きだったりもします。

ジーンズみたいな感じですね。

現在メインで使っているスネアは、6インチのブラススネア、3.5インチのスチールスネア、6.5インチのアルミスネアの3台。

音作りとして納得しているのは、ブラススネアとスチールのピッコロ。

ブラススネアは深めということもあり上下ダイキャストフープにし、締った太いサウンド。

ヘッドはコーテッドアンバサダーなので、鳴りとしてもオープンなサウンド。

スチールのピッコロはトップをダイキャストフープにしパワーとはっきりとした輪郭が出ている。

浅胴ということもあり、ボトム側もダイキャストにしてしまうとタイトになりすぎるのでプレスフープに。

若干明るさもほしいので、ボトムのプレスフープはブラス製のものを採用。

どちらもスナッピーは20本。

この2台は納得のサウンドなのですが、今悩み中なのが6.5インチのアルミスネア。

深胴ということもありオープンな鳴りをより引き立てようと、上下共にスチール製のプレスフープにコーテッドアンバサダーという組み合わせにしているが、オープンすぎる感じなのでどうしたものかと・・・

現状としてはタム類のチューニングを変更せずに、スネアを交換しても問題のない音作りをしたいという気持ちがある。

となると、今の状態だとスネアだけ浮きすぎる。

僕のサウンドメイキングにおいてトップ側のフープをダイキャストにするというのは、かなり王道なので今回はそれはあえて使わないようにしたいと考えている。

なのでヘッドを変えてみようと考えている。

もう少し輪郭のあるコーテッドエンペラーにしたいところだが、エンペラーの場合だと6.5インチということもありパワーが出過ぎてしまう気がする。

試してはみるけれど。

なので、ノーミュートで使うとなるとヴィンテージコーテッドエンペラーが良いかもしれないという候補が今はあるので、これも試してみるつもり。

そして、もう1つ考えているのがガッツリとミュートをする仕様のスネアにしてしまうということ。

ディスコ調の曲やバラードなんかをメインとした、ローピッチかつミュートをしっかりとした仕様の音作り。

ミュートをするのならばコーテッドエンペラーでも良い気がするので、ノーミュートでうまくいかないようならこちらのパターンも試してみようかなと。

さてぼちぼちスタジオにこもってきましょうかね。

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