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Multi Drummerのひろいです。
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ドラム演奏に必要不可欠なスティックですが、練習やライブの際に予備として数セット、買いだめして自宅にも数セットというようにスティックのストックをいくつか持っているものです。
主に、今自分がメインで使っているモデルのスティックをストックとしておくのですが、もし今自分の使っているモデルとは別のサイズ感のものをメインに使っていきたいと思ったらどうしますか?
プレイスタイルの変化や、携わるバンドの音楽性によってスティックのサイズを変えたくなることってあるはずです。
選択肢としては色々あると思いますが、
- 今のストックがなくなるまでは、我慢して別のモデルは使わない。
- 今あるストックのものと、新しいモデルのものとを交互に使っていく。
- ネットで売る。
- 自分で加工してサイズを調整してしまう。
こんなところが選択の候補として上がってくるでしょう。
1、2に関しては、ストックの数が1、2セットであれば比較的すぐに使い切ってしまいますので問題ないですが、ストックが10セットもあったら使い切るまでに気が遠くなるほどの時間がかかります。
3のネットで売るという選択肢も、自分の希望する値段で売れれば良いのですが、スティックを自分が購入した時と同じ値段で出品しても売れないことの方が多いです。
ということで、4の思いきって自分の好みのサイズ感に加工してしまおうというのが、今回のお話です。
その前に、自分にしっくりくるスティックが見つからない、スティック選びで困っているという人がいたらまずこちらの記事を読んでみてください。
「結局スティックって何を選んだら良いの?スティック選びで困ったらこれを使え!」
この記事を読むと自分の使うべきスティックのサイズ感がわかり、主として使うスティックのモデルチェンジをしたくなる人もいるはずですので、今回のスティック加工の内容が役に立つ人が何人か出てくるはずです。
以前は極端なサイズ感のスティックを使っていた
今回、なぜこういったスティックの加工をやってみようかと思ったかというと、だいぶ前になりますが以前使っていたスティックのサイズ感が極端なもので、その時のストックがまだ結構残っていたからなんです。
X5BN | ||||
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上が前に使っていたモデルでして、サイズが419×15mmといった感じで太さに関してはスタンダードなサイズ内ではありますが太めで、長さに関してはかなり長いです。
この太さと長さが掛け合わさって、かなりのパワー重視なモデルです。
このサイズのスティックのストックが10セット近くありまして、今使っているモデルと平行して使って残り5セットまで使ったのですが、僕はスティックを頻繁に折るタイプのドラマーではないので使い切るのに時間がすごくかかるんです。
ちなみに今僕が使っているモデルはこちらでして
VIC FIRTH AMERICAN CLASSIC (Nylon Tip Model) ドラムスティック VIC-5AN | ||||
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407×14.4mmというザ・スタンダードサイズなモデルを使っています。
ですので、サイズの違いが大きい分、同じ力で振った時に出る音量に差がかなりできてしまい、使い分けるのが面倒というのもあります。
ドラムセット全体のバランスを考えた時に、キックの音量に変化はありませんがショットの音量に違いが出てしまうので、キックの音量を調整するorショットの音量を調整する、といった方法で使うスティックによってその都度バランスをとらなくてはいけませんから。
セット全体の音量バランスにこだわりが出てくると、これが地味に面倒なんです。
もちろんこの特徴を活かして、ロックの現場ではパワー重視のもの、幅広いジャンルのアプローチをする現場でしたらスタンダードサイズのものという使い分けをするのもありです。
僕は現場でスティックを使い分けるということは特にしませんが、もし使い分けるにしてもサイズ感が大きく違わない方が自分の普段の感覚の延長で叩けるので、差が大きくない方が良いですね。
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どんなサイズに加工するか決めよう
先ほどの項目で今回の経緯について書きましたが、加工が出来るのはあくまで大きいものを小さいものにするという方向性でしかできません。
切る・削るの作業で加工していくので、短いものを長く、細いものを太くということはできません。
では、実際の加工なんですが、まずはどんなサイズに加工するか決めなくてはなりません。
ちなみに、今回僕がやったのはスティックの長さを短くするということをメインにやりました。
というのも、以前使っていたモデルの太さは15mmでしたので、今僕が使っているモデルの14.4mmよりは多少太いですが、スタンダードサイズの範囲内ということもあり太さはそのまま活かそうと思ったからです。
代わりに、長さを今使っているモデルの407mmよりも多少短い、400mmにしてみました。
多少短くなりましたが、こちらの長さもスタンダードサイズの範囲内です。
VIC FIRTHのスタンダードサイズとしてあげらるのが5A(14.4×407mm)と5B(15.1×407mm)でして、イメージとしては5Bだとちょっとパワーが出すぎるから5B寄りだけど多少短い分、発生する遠心力を抑えてソフトにしたという感じです。
ちなみにVIC FIRTHのスティックって400mm(プラスマイナス2mm)くらいの長さのものってないので、加工ならではのサイズ感となりました。
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切る前の下準備
加工していくサイズを決めたら、目安となる目印をつけて切る前の下準備をします。
今回、僕が下準備に使ったのはこちらです。
サクラクレパス 油性ペン マイネームツイン YKT3-P 黒 3本 | ||||
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プロマート(PROMART) オートロックメジャー 3.5m AUL1935 | ||||
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3M スコッチ 塗装用マスキングテープ 18mm×18m M40J-18 | ||||
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ペン、メジャー、マスキングテープの3つですね。
特にメジャーはセッティングの際にイスやスネア等の高さを数字として把握しておくのに使えるということもあり、ドラマーならば1つは持っておきたいですね。
それ以外にも家具の長さや置き場所の長さを測ったりと、何かと利用する場面は多いですし。
では、まずはじめにメジャーで長さを測り、ペンでしるしをつけていきます。
最終的にマスキングテープを貼ってそれを目安に切っていくので、ペンで書くのはマスキングテープを貼るための目印という感じで、だいたい均等に3か所くらい点を書いておく程度で良いです。
もちろん長さを測るのはメジャーでなくても良いですが、定規を使うなら目標の長さよりも長いものを使うか、切断部分の長さでしるしをつけないと一発で長さを決められないので注意です。
今回のように400mmの長さを測るにの、10cmの長さの定規を4回等間隔に当てていてはどこかでズレが生じてしまいますから。
ペンで目印が書けたら、その点を結ぶようにマスキングテープを貼っていけば真っ直ぐな切断面の目安を作ることができます。
マスキングテープにそって切っていく
下準備も済んだことなので、実際に切っていきます。
切るための道具は何を使っても良いので、自分の用意できるもので良いかと思います。
電動ノコギリがあればそれが一番楽でしょうし、なければノコギリで地道に切っていけば良いです。
今回、僕は電動リューターとノコギリを使って切りました。
iHelp(アイヘルプ) 軽量で扱いやすいコードレス! 充電式ミニルーター ビットセット HR-ST ホビールーター DIY、ホビー、ネイルマシン リチウムイオン充電池 | ||||
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シルキー ゴムボーイ 万能目 210mm 121-21 | ||||
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最近、ミニ四駆を趣味で始めたということもありホビー用の電動リューターを購入したので、それで切れるところまでマスキングテープにそって切れ目を入れていきます。
僕の持っているリューターは安いものでトルクもそんなにないので、最終的にノコギリで切る際の刃を入れる溝を作ってあげる感じで切れ目を入れていきました。
(リューターだけで切れてしまうのならば、リューターで最後まで切ってしまって大丈夫です)
切れ目が入ったらあとはその切れ目の溝にそって、ノコギリで慎重かつ地道に切っていきます。
リューターやノコギリを使う際は木屑が出るので、室内ならば新聞紙を敷いたり、外でやるなどしてください。
仕上げにヤスリで整えましょう
切断まで終えたら、マスキングテープを剥がし切断面をヤスリで削って整えていきましょう。
切り口の縁がギザギザとバリができていて危ないので、ヤスリがけまでしっかりとやりましょう。
市販のスティックのように綺麗に丸くしなくても良いので、触った時に危なくなく痛くないくらいまで整えれば大丈夫です。
SUN UP ダイヤモンドヤスリ 平 チタンコーティング 140mm | ||||
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まとめ
いかがだったでしょうか。
最近、ミニ四駆を始めたということもあり、できることなら自分で色々と使いやすいように加工してしまおうという発想になり今回のようなことをしてみました。
個人的には、結果として満足いくものになりました。
グリップエンドは市販のもののように綺麗な丸にはなっていませんが、練習に使うのならば全然問題なく使えます。
基本的に自分で買ったものは、自分自身で最後まで使ってあげたいという性格なので良かったです。
ミニ四駆をやるまではスティックを自分で切るなんて考えたこともなかったですが、つくづく他の分野からの発想や刺激というのは大切だなとも感じましたね。
ちなみにスティックの購入ならばサウンドハウスさんがやすいですよ。
格安楽器通販サイトのサウンドハウス
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