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Multi Drummerのひろいです。
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ドラムを演奏するには手と足を駆使して音を出します。
ドラムをある程度やっていると(始めた当初もそうですが)足を思うように動かせないという壁にぶち当たります。
いわゆるフットワークが上手くいかないということです。
細かなダブルが踏めない、速いキックが踏めないなど人それぞれ悩みや課題はあります。
ドラムをどんなに長く続けている上級者でも、このパターン難しい!?なという場面にはぶち当たります。
難易度の高いことをやろうとすればするほど、ぶち当たります。
難易度の高いことばかりやっていると、以前できたちょい難しいくらいのものができなくなっていたりもし、これもまた再度壁にぶち当たることになります。
技術をキープするということは非常に難しいですし、しばらくやらない内容は衰えていきます。
いくら上級者でも同じであり、ドラムに限らず何事もそんなもんです。
あれだけ時間を費やして取り組んだ部活動(スポーツなど)も社会人になって数年後、久しぶりにやってみると当時の動きはできないのと同じです。
その衰えのスピードを軽減させるのが、基礎を身につけることに繋がってくるのですがその話は今回のテーマではないのでまた今度。
というわけで、新しいことにチャレンジしている最中、以前できたことの感覚を戻す、どちらの場合もそうですが現状を把握するためにフットワークの確認をしよう!と思った際、足の動きを目視で確認するということをするかと思います。
フットボードの足の位置はどうか?足は滑らかに動いているか?などなど、目で見て動きの現状を把握するということです。
その際に集中的に足の動きを確認するためのオススメの方法が、足だけを動かして意識を全てそこに集中するという練習です。
足の動きがイマイチにも関わらず、手も動かしてしまうと意識する要素が増えてしまい消化不良を起こします。
これを防ぐために、まずは落ち着いて足だけを動かし足の動きだけに集中してみようという練習です。
手も一緒に動かしていたらなんとなく出来ていた内容も、足だけ動かすとなると急に出来なくなることもあります。
足だけで出来ないものに手も加えてしまっては、なかなか質は上がりません。
このような練習方法を既に知っていてやっている人もいるかと思いますし、ここまで読んで「なるほど!」と練習に取り入れようと思った方もいるかと思います。
ですが、この目視での足の動きの確認は注意しなければいけないポイントがあります。
これを理解していないとなかなかこの練習の成果は出ませんし、もっと言うと更に思うように体が動かなくなってしまうので絶対にしてはいけないことです。
こういった練習に関する内容は普段僕のレッスンを習いにきている生徒さんにしか教えていないのですが、このブログ内でも小出しにしていこうかと思います。
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確認すべきものは見えているか?
フットワークを集中的に確認・練習したい場合、目で見たい箇所は足、フットボード、ビーターなどが挙げられます。
では、普段ドラムを叩くように椅子に座り背筋を伸ばした状態で、それら全ては確実に見えていますか?
セッティングは人それぞれ違いますので、全て見えている人もいるかと思いますし、その逆に見えていない人もいます。
見えている人はとりあえず今回のテーマ上は良いですが、椅子に背筋を伸ばした姿勢で確認したい箇所が見えていない人は、足の動きやビーターの動きを確認するためにあることをします。
それは、体を傾けるということです。
体をバスドラム側(主に右側)に傾け、覗き込むような格好になって動きを確認します。
確かにこうすれば足やビーターの動きは確認できますが、こんな姿勢で普段ドラム叩いていないでしょ!
体の軸を傾け覗き込むようにドラムは叩かないはずです。
こんな格好でいくら足の動きを確認しても、それは本来の体の動き足の動きではないです。
むしろ軸が傾いているので、足は更に思うように動かなくなりますし、仮に練習し思うように動くようになっても、実際にドラムを叩く際に本来の姿勢になると練習したことができなくなります。
だって、足に集中して練習している時の姿勢と、実際にドラムを叩いている姿勢が明らかに違うんですから。
見えなければ見えるようにする
先ほど書いた内容を改善するには、本来ドラムを叩く姿勢のままで足の動きを確認できるようにする必要があります。
では、どうすれば良いかというと邪魔しているものをどけてしまえば良いのです。
そうです、スネアをどけてしまえば良いのです!
今回、集中的に確認したいのは足やビーターの動きです。
それが確認しにくい原因はスネアがあるからです。
両手足を使ってスネアも叩きながらの練習となるとスネアをどけることはできませんが、今は足だけに集中し練習していますし足しか動かしていません。
だったらスネアをどかしてしまえば良いのです。
使ってないんですから。
とても原始的でシンプルな方法ですが、一番手っ取り早いです。
こんな感じにどけてしまえばスッキリと足回りの確認ができます。
なんだそんなことか・・・と思うかもしれませんが、この簡単な一手間を意外と多くの人はかけません。
なぜなら、体を傾ければ見えるから。
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動かすのは目線だけ
スネアをどかすというのは凄く簡単なことなのですぐにでも実践できますが、その際に更に重要なのが目線だけ下に向けるということです。
足の確認をするということは下を見なければなりません。
その際に頭ごと下を向くと、連動して背筋も曲がり極端な猫背になってしまうことがあります。
若干の猫背で叩くドラマーさんもいますので猫背が悪いとは言いませんが(僕はお勧めしませんけど)、極端な猫背になるとそれが影響し体が思うように動かなくなります。
普段からしっかりと背筋を伸ばしている人ならなおさらです。
先ほどの項目の体を傾けてしまうということもそうですが、不自然な格好でドラムを叩いていると体を壊してしまうかもしれませんよ。
ですので、顔は正面〜若干下を向くぐらいの範囲にし目線だけ下に向けるようにしましょう。
単純な一手間の積み重ねで上達する
今回紹介した内容は、単体で考えればどれもシンプルで単純なことです。
ですが、単純な一手間ほどおろそかにしてしまうのが人間です。
簡単かつ単純な一手間でも数が増えると、面倒にもなります。
しかし、上達にはこの一手間を惜しまずに1つ1つ積み重ねていくことが必要になってきます。
ちょっとしたことですが、練習のヒントになる内容を今回は書きましたので、ぜひ練習に活かしてください。
足関連の話題で過去にこんな記事も書きました。ツインペダルを利用している人、シングルペダルの人もハイハットスタンドの位置についての内容にもなっているので合わせて読んでみてください。
ツインペダルのセッティングや配置を見直そう!体の軸がブレていると練習すればするほど下手になる!?
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