一拍、そして一瞬一打のために膨大な練習をするという話

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Multi Drummerのひろいです。

曲の練習をしたりフレーズの練習をするとなると、その曲全体や1かたまりのフレーズを練習する人も多いかと思います。

もちろん、そういった練習も必要なんですが、それらの曲もフレーズも1音1音の集まりで構成されています。

 

となると、その1つ1つの音をしっかりと叩けなければ、曲やフレーズといったかたまりになったときの完成度というのは低くなってしまいます。

 

つまり、どれだけ完成度の高い1音を叩けるか?ということが、質の高いドラミングをすることに繋がってきます。

たった1音にも色々な要素が絡み合っている

1つ1つの音をしっかりと叩くと言っても、力を込めて叩いたり大きな音を出すという意味のしっかりではありません。

しっかりとは、そのシーンに合った出したい音を出すということです。

要素としては、

・音符のタイミング

・音の大きさ

・音色

といった、大きく分けて3つの要素があります。

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まず音符のタイミングについてですが、これは正確な音符で叩けているか?ということです。

正確な音符で叩けなければ、ぐちゃぐちゃな演奏になってしまいます。

場合によっては、ジャストのタイミングよりも少し前や後ろで鳴らすこともあり、それが独特のニュアンスになる場合もあります。

これはジャストのタイミングがわかっている&叩ける上での、シーンに合わせた使い分けということになります。

 

次に、音の大きさですがこれは言葉の通りその音符をどんな音量で叩くべきなのか?ということです。

音量のコントロールをすることで、演奏のメリハリや抑揚が生まれます。

全て同じ音量では強弱がないので、単調な演奏になってしまいます。

あえてそういった要素を出したいのならば別ですが、そうでない場合は
どんな音量で叩けば聴き手にどう聴こえるのか?
どう聴かせたいのか?
どう伝えたいのか?
ということをしっかりと考えていかなくてはなりません。

 

最後に音色になりますが、シンバル1つ叩くにしてもシンバルのどこを叩くか?で音は全然変わりますし、同じ箇所を叩いていたとしてもショットスピードやどんなグリップで握っているかによっても音色は変わります。

これはタイコ類でも同じです。

 

自分がこの1打でどんな音をだしたいのか?を考えて、その音を出すためにどうしたら良いか?その都度ケースに合った使い分けをしていく必要があります。

そのためにもまずは1つの楽器(シンバルやタイコ単体 )で、どんな種類の音が出るのかを知る必要があります。

こういった要素に注目すると、1打1打の重要性に気づきますね。

一瞬のフレーズでも練習に費やす時間は一瞬ではない

曲などを演奏する時のドラムパターンとして、一瞬のフレーズってあると思います。

「ダカダカ」と16分音符の連打を1拍する場合でも、テンポの速い曲なんかでは一瞬に感じます。

「拍」って何んだ?と思った人は下の記事で解説しています。

1拍には様々な音符が詰まっている
 

一瞬ということもあり、なんとなく流れで叩いてしまったり力技で強引に叩いてしまうこともあるのが一瞬のフレーズです。

 

怖いのが、練習の時ならばそれでもなんとなく成立していまうことが多いということです。

しかし、それはあくまで練習の時は強引になんとなくの雰囲気を出せているだけで、ライブやレコーディングといった演奏する際の本番という緊張したり普段と状況が違うケースでは、間違いなく失敗します。

 

たとえ目の前を通るレーシングカーのような一瞬のフレーズでもなんとなくの勢いや力技ではなく、脱力し確実にそのフレーズに意思を持たせて叩けるように膨大な練習をします。

たった一瞬のフレーズでも、そのフレーズが1回くらいしか曲中に出てこなくても、その一瞬を確実に叩けるようにするための様々な練習を膨大な時間を費やして行うんです。

まとめ

・1音1音が集まってドラムフレーズというのは構成されている

・ひとつの音にはタイミング、音量、音色といった大きな3つの要素が関係してくる

・一瞬のフレーズにも膨大な時間を費やして練習する

 

今回は音符ひとつひとつの重要性について書きました。

突き詰めていくともっと深い話になっていきますが、たった1つの音符や一瞬のフレーズにもっと意識を向けていかなければならないことを感じてもらえたかと思います。

自分のプレイや練習で意識するポイントの見直しをしてみてください。

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