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Multi Drummerのひろいです。
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物事を習得し上達するには、誰かに教わったりアドバイスをもらうことが必要になってきます。
ドラムの上達においても、音楽学校に入学したり個人レッスンやドラムスクールに通うことで大幅に上達することができますし、独学では気づかなかったことを知ることができます。
もちろん、本人の努力が必要ですが、その努力をどこに費やすべきかを知ることができるわけです。
やっぱり無駄な努力ってしたくないですもんね!?
僕はドラムを教えるという先生や講師という立場のことをしています。
しかし、遡ると僕もかつては音楽の専門学校に通い生徒の立場でした。
つまり、教わる立場・教える立場のどちらの気持ちもわかります。
そのどちらの立場をも経験して一番思うのが、自分にドラムを習いたかったということです。
どういうことかと言うと、生徒のことを本気で考えて教えてくれる先生は僕の通っていた音楽学校にはいなかったということです。
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もちろん、ある程度生徒のことを考えているんでしょうが、不十分な要素はかなり多かったと感じています。
1〜2年の学校生活ですので、ありとあらゆることを教えることができないのは当たり前です。
教わったことを吸収し習得するには生徒側の素質や努力も関係してくるので、たかだか1〜2年でドラム演奏においての全てをマスターするには時間が短すぎますからね。
そもそも、「一生練習」「一生勉強」だと僕は思っていますしね。
僕が感じている不十分というのは、卒業してからのドラマーとして人生を見越して教えていないということです。
特に一番問題なのが、極端な物言いをしてカリスマ性を出そうとする先生が多いということです。
極端な発言はカリスマ性を感じてしまう
僕を例にしてお話しすると、音楽の専門学校に通っていたのは19、20歳の高校を卒業してからの2年間でした。
一般的にも音楽学校に通う年齢としてはこの辺りの年齢層が多いです。
この辺りの年齢は大人としての一歩を踏みだしたとはいえ、まだまだ世間知らずの子供の要素も多いですし純粋さも大いに持っています。
特に真面目な生徒というのは、先生の言うことをしっかりと聞いて言われた通りに努力します。
だって小中高の学校生活においてそれが正しいと教わってきたのですから。
でもそれは、正しいとなる場合と間違いとなる場合が存在します。
これだけやっておけば上手くなるような甘い世界ではない
先ほども言いましたが、先生が生徒のことを本気で考えた上でのアドバイスや指導かどうかという問題があるからです。
特に多いのは「これだけやっておけば上手くなる」というような極端な言い方をする先生や講師は危険です。
極端な発言を聞かされると、なんとなくカリスマ性のようなものを感じてしまいます。
教わる側の生徒としても、極力早く上達したいですし、何をすれば良いのか明確にわかった方が迷いなく練習ができます。
しかし、実際は「これだけやっておけば良い」というような、限られたことしかやらずに上手くなれるほど物事を習得し極めるということは楽ではありません。
この要素は凄く大切ということを伝えるために、極端な言い回しをする場合も多いのですが、それも指導する側の言い回しとして正しいとは思いません。
なぜなら、教える側の意図と教わる側の捉え方に誤差が生じてしまうからです。
この項目は凄く重要ということの裏側には、もちろん例外もあるし逆のことをすることが正解の場合もあるということが含まれています。
そこまでしっかりと教えてあげないと、言葉として文字に表した内容しか生徒の頭には入っていきません。
だってそんな物事の裏側も理解できるほどの能力あれば、人になんて教わりにきていないんですから。
講師側の当たり前と生徒側の当たり前は違う
先生や講師側の当たり前と、生徒にとっての当たり前というのは違うのです。
それを理解せずに、極端な物言いをしてカリスマ性を出そうとするなんて、えせカリスマでしかありませんしその言葉を鵜呑みにして言われた通り真面目にやっている生徒さんがかわいそうです。
もちろん、この曲を叩くにおいてや何か限定されたものを叩くために「これだけやっておけば問題ない」というのはありますが、音楽学校に通っているような生徒さんは、色々なことに対応できるようになりたくて通っていることの方が多いです。
そうなると、先のドラマー人生を見越した教え方をしていく必要があると感じています。
僕のところへレッスンに来る生徒さんは様々な目的を持った人がきますので、その人にあった教え方をします。
ライブの日程が決まっていてこの曲をやるのでその曲を叩けるようにするためのレッスンをして欲しいだとかの何か具体的な目的があって来ているのならばそれに向けてのある程度の限定された内容でのレッスンになりますし、初心者で基礎からドラムを習いたいというのであれば幅広い内容に対応できるようにドラム演奏に重要な内容を教えていきます。
なので、むしろ何も限定された要素がない初心者の方のや、基礎からドラムを見直したいという方の方が後の対応力はついていきますね。
まとめ
極端な物言いをされるとカリスマ性を感じてしまいますが、「色々なことをできるようにしたい」「多くのものに対応できる能力が欲しい」と思っているのなら、視野を狭め限られたことにしかチャレンジしていないのでは求めている能力はつきません。
ドラム演奏においての表現力というのは、とても奥が深いのでえせカリスマが言うことに惑わされず、自分の可能性を広げていけるような考え方を持つようにしましょう。
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