何をコピーすれば良い?コピーして上手くなるドラマーと下手になるドラマーは存在するんです

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Multi Drummerのひろいです。

ちょっとタイトルが捉え方によって意味が変わってしまうので、まず今回の主旨を説明します。

このバンドがorこのドラマーが好きだからコピーしようと一生懸命コピーしたとします。

曲のコピーってみんなやりますし、練習内容の中でも好きな人は多いです。

自分の好きなドラマーというのは人それぞれですが、その自分の好きなドラマーが叩いている曲をたくさんコピーしたにも関わらず、上達しない人と上達する人がいます。

もちろん、練習しコピーした人のコピーのクオリティーによっても変わってきますが、誰をコピーしているか?でも上達するしないが変わってくるのです。

つまり、今回のテーマはコピーするべきドラマーとするべきでないドラマーは存在するという内容です。

加えて前提として、「どの曲をor誰のドラムフレーズをコピーするべきか?」の答えは、自分の好きなドラマー、自分の好きな曲です。

他人がとやかく言おうとも、自分の好きなものをコピーすれば良いです。

しかし、自分のプレイの幅を広げよう、もっと上達しようという目的もある場合、憧れコピーしたいと思うドラマーは複数いた方が良いです。

別に何十人もいる必要はないですが、少なくとも3〜4人はいた方が良いですね。

加えてアプローチの仕方やドラムプレイの特徴が違う傾向の人の方が、たとえ3〜4人でも自身のプレイの幅を広げることができます。

もちろん、何十人いても良いですが、その中でも徹底的に研究したいと思うドラマーは2〜3人いた方が良いですね。

ま〜、これもちょっとしたコピーする際のアドバイスなので、この人しか好きではないからこの人が叩いているドラムしかコピーしたいくない!というのでも良いですし、ジャンルやプレイスタイルが偏った人達ばかりになっても構いません。

あくまで、今回の話は好きなドラマーがたくさんいるですとか、色々なドラマーや曲をコピーしていきたいと思っている人へのアドバイスになります。

この辺の説明をしっかりとしておかないとドラムを楽しめませんし、逆に縛られた考えになってしまうので前提が長くなってしまいましたが、本題に入りたいと思います。

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まだドラムを始めたばかりでコピーしている曲数も少なかったり、曲を叩くなんてまだまだ先という人は別ですが、ある程度いろいろな曲をコピーし好きなドラマーもたくさんいるという人は、最近この人のドラムばかりコピーしていたらなんだかドラムが下手になったように感じる・・・以前できていたことができなくなっている・・・と感じたことはないでしょうか?

人ってそれぞれ独自にブームがありますので、最近このバンドが好きになったとか以前好きだったアーティストの良さを改めて感じたとかで、その1つのバンドやアーティストの曲ばかり叩いてしまうということがあります。

そんな時に、自分のドラムプレイがどんどん良くなっていく場合と、なんか下手になった?と感じる場合とに別れることがあります。

それはなぜかというと、今回のテーマでもあるコピーするべきドラマーとするべきでないドラマーは存在するからなんです。

コピーするべきでないというと凄く否定的に聞こえますが、正確には様々な楽曲に応用できるドラムアプローチかどうかや、あなたが好きなバンドとあなたが求めているドラムのテクニックやドラマー像が一致しない場合があるからです。

バンドや曲というものにはコンセプトや編成というものがあります。

また、有名なドラマーともなると一人のドラマーやアーティストとして確立されています。

ですので、この編成やアレンジでやっているからそのドラムアプローチが成立していたりカッコイイということだったり、この人がやるからカッコイイという場合があるんです。

例えば、常に打ち込みのドラムパターンと生のドラムを合わせるということをコンセプトとしてやっているバンドがあったとすると、その生でのドラムパターンというのは打ち込みありきのドラムパターンやアプローチの仕方になっていたりするんです。

これはそのドラマーが良い悪いではなく、そのバンドのコンセプトや楽曲のニュアンスを出す手法なのです。

そうなると、このバンドの曲ばかりコピーしていると、打ち込みのドラムも交えた楽曲に対してドラムを叩く場合やその曲を叩く時はしっくりきますが、もしあなたがオリジナルのバンドを組んでいた場合、そのコピーしているバンドと同じ環境やアレンジでなくてはしっくりこないケースが出てくるんです。

また、好きなバンドは先ほど例に出したようなバンドだが、自身のなりたいドラマー像が表現力豊かなドラムだけでも色々なことを表現できるドラマーになりたいと思っていた場合、好きと理想のズレが生じていることになります。

なので、いつまでたっても理想とするドラマー像に近づくことができないということになるんです。

もちろん、どのバンドや楽曲からも学ぶことはあるので、自身のオリジナルのバンドの環境や自分の理想としているドラマー像と好きなドラマーやバンドが違うからといって、コピーしない方が良いというわけではありません。

重要なのは、そこを理解し自分のおかれている環境や理想とするドラマー像と一致する曲もコピーしていった方が良いということです。

また、少し特徴的な叩き方をするドラマーさんてプロの人でもたくさんいます。

特徴的なセッティングもそうですね。

それがまたカッコよかったり、その人の確立したものになっていたりもするんですが、同じことをあなたがやってカッコイイかどうかは別なんです。

その人がやるからカッコイイわけで、あなたがやってカッコイイとは限りませんし、同じようにカッコよくなる場合だってあります。

モノマネすることを目標・目的としているのならば全然問題ないですが、カッコいいドラムを叩けるようになりたい、自分というドラマーを確立させたいと思っているのなら、そこは冷静かつ客観的に判断しないといけません。

もちろん、自分がやってもカッコいいならば採用すれば良いですし、自分がやったらイマイチだ・・・と思ったらやめれば良いです。

加えて、人それぞれ骨格が違うので、そのドラマーさんにはその叩き方やセッティングが合っていても、あなたに合うとは限りません。

そのドラマーさんはそれでスムーズに体が動いているかもしれませんが、他の人がやったら思うように体が動かないことだってあります。

もちろん、やってみないとわからないので試してみることは全然良いですが、う〜ん・・・と感じたのならばそれは今のあなたには合わないのです。

合っていないにも関わらずそこにこだわりすぎると、上達の妨げにもなってしまいますしね。

叩いているのは自分なのに、その真似ているドラマーさんが叩いていると錯覚してしまうと冷静な判断ができなくなるので、しっかりと客観的にみていきましょう。

冒頭でも言いましたが、好きな曲や好きなドラマーさんが叩いている曲をコピーすれば良いです。

ですが、コピーするということにおいて上達や自身の置かれている環境や理想とのハマりも求めていくのなら、このようなことをしっかりと理解しておく必要があります。

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